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2014.01.31 Vol.14 New Moon / for 189 greenz people
今月は初めて greenz people が30名も増えました、感謝!
今回も greenz people のみなさまに、「グリーンズのつくり方」をお届けします。


<vol.14>の目次

FEATURE / 上田壮一さんに聞く「"自分ごと"と"地球ごと"のつなげ方」
SCENES / 書き初め、初詣、誕生日...近ごろのグリーンズの風景
COMMUNITY / 矢部寛明さんと話す「初代"学生番長"の話」
Q&A / 発行人の鈴木菜央にリクエスト「家族自慢を聞かせて!」

 

FEATURE

"自分ごと"のその先へ。
Think the Earth 上田壮一さんに聞く
「"自分ごと"と"地球ごと"のつなげ方」

with Soichi Ueda interview by Yosh


2月23日(日)に、三井物産環境基金フォーラムというイベントで、 基調講演をさせていただくことになりました。
そこでお話しようと思っているテーマが
「"自分ごと"と"地球ごと"をつなぐ」ということです。

どこか漠然とした遠くにあることよりも、
まずは足元を見つめることが"自分ごと"であり、
何十年先、何百年先といった長期的な未来だったり
地球の裏側の出来事のことを"地球ごと"としたとき、
"自分ごと"に取り組むことことから自立しはじめた個人や市民が、
ふたたび"環境"のような大きなテーマと再会する時機が、
そろそろ来ているのではないかと思っています。

今のグリーンズが"自分ごと"に寄りすぎているのであれば、
どう"地球ごと"にもう一度向き合うべきなのか。
そんなモヤモヤの相談に乗ってもらうべく、グリーンズのお兄さん的存在である
Think the Earthの上田壮一さんにお話を伺いました。(YOSH)
※ちなみに、そのフォーラムには他にも、グリーンバードの横尾さん、離島経済新聞の鯨本さん、
『ナショナル・ジオグラフィック』編集長の大塚さん、パタゴニアの篠さんなども登壇します。
抽選で500名様無料ご招待とのことですが応募の〆切が【2月3日(月)】となっているので、
ご興味ある方はこの機会にぜひ!


 

Think the Earth 上田壮一さん
 
YOSH 今日はよろしくおねがいします!
楽しみにしていました。
 
上田さん こちらこそよろしくおねがいします。
 
YOSH 今日は「"自分ごと"と"地球ごと"をつなぐ」というテーマで、
お話させていただきたいのですが、
上田さんが"地球ごと"に自覚的になった
きっかけを教えていただけますか?
 
上田さん そうですね。もともと星を見たりするのが好きで、
宇宙のことを仕事にしたいと思っていたんです。

あるとき『地球/母なる星』という、
美しい地球の写真と宇宙飛行士の言葉をまとめた
写真集と出会って、そこで初めて
宇宙から地球をふり返る視点があることに気付いて。
 
YOSH 上田さんにその本を教えていただき、
僕もすぐ買いました。

“最初の1日か2日は、
みんなが自分の国を指していた。
3日目、4日目は、
それぞれ自分の大陸を指さした。
5日目には私たちの念頭には、
たった1つの地球しかなかった。”

とか、本当に心に響いた一節です。
 
上田さん そうそう。
向きが180度変わるような体験で。

もうひとつは、映像制作の仕事でいろんな世界を
旅することができたのも大きい気がします。
 
YOSH やっぱり旅ですか。
 
上田さん うん。いま自分がいるところと別の場所に行って、
本当に起きていることを見る。
そうやってリアリティに触れると、
ものすごいインパクトがあるんですよね。
そういう体験があればこそ、”自分ごと”になると思う。

例えばボルネオではプランテーションによる
自然破壊が問題なのだけど、
実際に現場を目の当たりにすると愕然として
「これを解決するために何ができるんだろうか」って
自分の無力感に打ちのめされちゃう。

そういう体験を根っこに持つ大切さって
あると思うんだよね。
 
YOSH 確かにコフレ・プロジェクトの向田麻衣さんのように、 グローバルに活躍している日本人の起業家も
結局、ひとりの友人との出会いだったり、
現場に触れて、"自分ごと"になっている人が多いかも。
 
上田さん 僕たちがつくった地球時計は、
世界中のいろんな場所の時間がわかるんですが、
それは行ったことがある場所が多いほど、
思い出すものも多くて、
イマジネーションが広がるんです。

だからThink the Earthで手がけたものは
あくまで入り口のようなもので、
本当はみんな旅した方がいいって
思っているくらいなんです(笑)
 
YOSH 最近は現地の人と触れ合える、
スタディツアーも増えているようですが、
見学して終わり、みたいな消費するだけだと、
もったいないような気もするんですよね。

“受け身”の旅行者ではなく、
何かしらその土地にコミットできるような旅。
 
上田さん 僕もそう思う。頭で想像している世界と
リアルな世界をどれだけつなげるかっていうのは、
すごく大きなテーマ。言わば自分次第なんだよね。
だから仕事で行く旅が一番。

僕の場合で言えば、
映像を作るときって、極端な言い方をすれば
美しい風景を見に行くのが仕事なんです。
 
YOSH 最高ですね(笑)
 
上田さん 同行するカメラマンは早起きして、
「朝のシーンを撮りたい」ってことになります。
僕は朝すごい弱いんだけど、
がんばって起きて、カメラマンと一緒に行くと、
目の前の真っ暗な世界が
少しずつ朝陽に照らされていって…

そういう言葉にならない体験ができると、
"地球ごと"を感じるきっかけに
なるのかなぁと思いますね。

それぞれの人が、人生が変わるほど
ガツンときた場所に、お互い連れていくような、
そんなプログラムをつくってみても面白いかも。
 
 

Think the Earth の地球時計
 
YOSH "地球ごと"について語るとき、
「考える」よりも「感じる」ことの方が
本質的なんじゃないかなと、
最近思うことがあるんです。
そのあたり、上田さんはいかがですか?
 
上田さん そうだと思う。
名前はThink the Earthだけど、
僕たちの本もビジュアルだったり詩だったり、
感性に響くような表現を取り入れているのは、
まさにそういうことで。
 
YOSH そうですよね。
僕の方では今、『空海とソーシャルデザイン』という
本を書こうとしていて。
 
上田さん それはどんな内容?
 
YOSH 僕がグリーンズを続ける中で見えてきた、
”ソーシャルデザインのためのあり方”のヒントを
共有したいという思いで書いているのですが、
内容はちょっとスピリチュアルな感じです(笑)

星の動きとともに生きていくとか、
宇宙とひとつになる感覚を大切にするとか、
そんな言葉にならないことを
言葉にしたいと思っているんですよ。
 
上田さん 読んでみたい(笑)
 
YOSH ありがとうございます。
それって僕にとっては
1200年前との対話なんですよね。

今までは空間的な話をしてきましたが、
気候変動とか大きなスケールの問題は、
僕らの世代だけで完結できる話ではない。

つまり時間的な視野を広げることも、
"自分ごと"と"地球ごと"をつなぐテーマのような気がして。
 
上田さん 時間感覚は僕たちのテーマそのものなんです。
人間と自然と宇宙のタイムスケールでは、
もう、桁が違う。

地球がある調和をもってつながるっていうのは、
少なくとも四半期に決算があるみたいな、
経済の短いサイクルとは違う時間感覚が必要。

その桁を飛び越えていく自分みたいなものに、
気付く瞬間があるんだよね。
 
YOSH 桁を飛び越える。
 
上田さん 自分だけが気持ちよくて、
楽な社会をみんなが考えたら社会は破綻する。

それより本来の自分のわきまえとか
役割とかが社会をつくっていって、
世界全体がひとつの生きもののように
つながっていくみたいな感覚があれば、
次世代に何を継承したいか、とか
そんな話ができる。
 
YOSH 「7世代先まで考えて、今するべき判断をする」
というイロコイ族の話を思い出しました。
 
上田さん まさに。7世代ってだいたい250年で、
自分を中心としてひいおじいちゃんから
ひ孫までギリギリ会話ができる単位なんだよね。
そのくらいまでイメージできるようになると
また違ってくるはず。

東京なんかにいると、桁がすごく少ないというか、
1日が飛ぶように過ぎていく。
「あれ、もう日が沈んでる」みたいな。
でも旅をすると、ものすごく
時間がゆっくりになったりする。

今のスピード感のなかに、
その時間感覚をつくる回路があるといいね。
 
YOSH そうですね。
それが例えば、瞑想的な時間なのかも。
 
上田さん 空を見上げたり、道草するのも
ちょっとした瞑想だしね。

iPhone見てたり、PCのモニター見てたりすると、
アイコンがくるくる回ってるのを、
ただ見てるって時間もある。

そういう案外”奪われてる時間”って馬鹿にできない。
時間泥棒っているんですよ、やっぱり。
 
 

グリーンズも編集協力した『グリーンパワーブック』
 
YOSH 時間感覚を取り戻すための瞑想は、
気持ちいいし、癒やしは大切だと思うんですが、
僕は癒やされたそれぞれが、次の一歩を
どう踏み出すかの方も大事なんじゃないかなって
最近思うんです。
 
上田さん そういう体験をイノベーションの場にするというのは、
すごく共感するな。

今思い出したのは、WIRED誌で見た
ビャルケ・インゲルスという
デンマークの建築家の言葉。

「気候変動について1000回会議をしても
世の中は変わらない。
世界を本当に変えたければ、
目に見えて楽しくて、まねしたくなる
具体的な実例を出すしかないんだ」って、
いいこと言ってて。

「これが未来の形です」と実例を
目の前に出して、やり遂げてしまうことの
強さってあると思いますね。
 
YOSH ありますね。
 
上田さん 最近グリーンズにも協力してもらって作った
グリーンパワーブック』という本で、
福島にある「浮体式洋上ウィンドファーム」を
取材したんですよ。

沖20kmのところに浮かべた
巨大な風力発電所なんだけど、
それを震災後一年半でつくってしまった
人たちがいるんだよね。

今までやったことのない技術を次々と導入して、
一気に進めていった。

そのプロジェクトリーダーも同じことを言っていて、
「復興っていうのはイメージじゃなくて、
具体的に目に見える何かがあって
はじめてみんなそこに向かえるんだ」と。
ウィンドファームはそのシンボルなんですね。
 
YOSH すごいですね。
 
上田さん 日本の一流企業が本気を出せば、
短期間でこんなことができちゃうんだと感動して。

日本っていうのはすごいイノベーションができる国。
子どもたちにも、そういう自信を持ってほしい。
そこに僕らが火をつけていきたいな。
 
YOSH エネルギーの未来も時間感覚の広がりから
みえてくるものですものね。

今日お話させていただいて、
世界中のイノベーティブなアイデアは、
どんな宇宙観から来ているのか、
そんなインタビューを
重ねていきたいなと思いました。

今日はお忙しいところ、
ありがとうございました!
 
 


SCENES

書き初め、初詣、誕生日...近ごろのグリーンズの風景

selected by Nao, Yosh and Ono

 

2014年1月5日(日) 書き初め
今年の書き初めは「作家」。ということで、対談にもありましたが
空海とソーシャルデザイン」という新しい連載がスタートします、ドキドキ!(YOSH)



2014年1月6日(月) 初詣
日本仕事百貨のメンバーと、
リトルトーキョー近くの愛宕神社まで初詣にいきましたー(小野)



2014年1月16日(木) 誕生日
1月のgdTokyoはちょうど自分の誕生日。
サプライズでケーキをもらって、嬉しかったです!(菜央)


 


COMMUNITY

アショカ・ユースベンチャーの矢部寛明さんに聞く、
「グリーンズ"初代学生番長"って、何をしていたの?」

with Hiroaki Yabe / interview by Eri


グリーンズも今年で8年目となりますが、
編集部の舞台裏では、ライターインターンや編集インターンなど、
興味を持っていただいた方が、さまざまな形でグリーンズに関われるような仕組みを
日々あれこれ考えながら、運営しています。

そんなインターンの仕組みもなかった頃から、
“学生番長“としてグリーンズを支えてくれていたのが矢部寛明さんです。

現在は気仙沼の中高生に学習支援などをしているNPO法人「底上げ」の代表と、
若いイノベーターを支援する「アショカ・ユースベンチャー」のプログラムリーダーとして
大活躍中のヒロさんに、今回はお話を伺いました。(えり)


 

NPO法人「底上げ」代表の矢部寛明さん
 
えり ヒロさんがグリーンズに関わっていたのは、
まだグリーンズができたばかりの頃だったようですね。
 
ヒロさん そうですね。僕は大学1年のとき、
「豪快な号外」っていう環境新聞を配布していたのですが、
そのデザインが気に入って、誰が作っているか調べてみたら
グリーンズの鈴木菜央さんだったんです。

それで代表の菜央さんに10回くらいメールしたんだけど、
全然返事が来なくて(笑)

代わりに、立ち上げメンバーの広美さんから返事をもらって、
オフィスに遊びに行ったのが最初でした。
 
えり そこからどんな風にグリーンズに
参加するようになったんですか?
 
ヒロさん そもともとは大学に入る前に、
東京から沖縄まで自転車で旅をしたことがあって、
その様子をブログでアップしていたら
すごいアクセスがあったんです。

そこでこれを環境活動と結びつけて、
四国を自転車で走りながら
「豪快な号外」を配ることを計画することにして。

環境活動って暗いし、押し付けがましい感じだけど、
自分たちがやっていることを通じて
少しでも環境への意識が高まったらいいなと思って。

そんな話を広美さんにしたら
「greenz.jpでその様子を発信したら?」と提案してくれて、
「四国一周ママチャリツアー」というブログを
作ってもらったんです。
 
えり そうだったんですね!
 
ヒロさん その後もアースデー東京とか green drinks Tokyoとか、
イベントで人手が必要なときに手伝ったり、
事務所でも雑用とか色々やるようになりましたね。
 
えり 当時のグリーンズはどうでしたか?
 
ヒロさん えーと、動物園。
 
えり どういう意味ですか?(笑)
 
ヒロさん めちゃめちゃってこと(笑)。
でもメンバーそれぞれ個性があったからすごい面白かったし、
居心地も良かった。あと誕生日とかクリスマス会とか、
行事を大切にしていて温かかったですね。
 
えり そのままグリーンズにいるつもりはなかったんですか?
 
ヒロさん 大学3年になったとき、もっとちゃんと勉強しようと思って、
一旦グリーンズから離れることにしました。

ただ、勉強すればするほど
問題は複雑に絡み合っていることを痛感して、
僕一人では何もできない…と。

日本に対しても失望感を抱いて、
オーストラリアの会社に就職することにしたんです。
 
えり そのときに3.11が起きた。
 
ヒロさん ターニングポイントって
本当にあるんだなと思いましたね。

「四国一周ママチャリツアー」の翌年に
洞爺湖サミットが開かれて、今後は東京から北海道まで、
環境問題を訴えながら自転車で巡る
「洞爺湖ママチャリサバイバル」をやったんですけど、
まさに3.11で津波の被害に遭った地域を走っていたんです。

そのときお世話になった人たちが被災して、
「仕方ない人間」を卒業しようと、
内定を辞退して被災地に入ることを決めました。
 
えり 仕方ない人間?
 
ヒロさん しょうがないって言う機会は多いじゃないですか。
僕もずっと「仕方ない」って諦めてきたけど、
それじゃぁ何も変わらないなって。

もちろん被災地ではしょうがないことが山ほどあるけど、
なるべく言わないようにしようと気をつけました。
自分だけでなく、「仕方ない」と言う人を
減らしていきたいと思っています。
 
えり ヒロさんが今取り組んでいる「底上げ」と
「アショカ・ユースベンチャー」は
どちらも十代の若者が対象ですが、
そういった思いを、特にこれからを担う
世代に伝えたいからでしょうか?
 
ヒロさん その通りです。若者は前を向く力が強いし、
アショカも若者向けプログラムがあるから入りました。

ただ、僕が十年、二十年やっても社会は変わらない。
本当に変わったと実感できるのは
僕が死んだ後じゃないですかね。

自分で課題を見つけて取り組む、という
文化をつくっていこうと思っているくらいだから。
 
えり そういう信念を強く貫き通せるのはなぜでしょう?
 
ヒロさん 自分のためにやっているからだと思います。
被災地では小さいことしかできないし、
本当に自分は必要なのかと思うときもあります。
だからこそ、小さいなりに自分は何ができるか、
存在価値を確かめているのかもしれません。
 
えり 自分のためであり、結果として
東北のためになっているんですね。

最後に、ヒロさんにとってグリーンズとは、
どんな存在ですか?
 
ヒロさん 僕の中でグリーンズは
菜央さん、広美さん、兼松さんの3人、
というイメージです。
これからもいい背中を見せてくれよ、
とプレッシャーをかけたいですね。

グリーンズそのものは、
元彼・元カノの感覚に近いかな。

会わないけどお互いによく分かっているし、
会えば昔の関係に戻っちゃう、
そして幸せになってほしい、みたいな(笑)
 
えり なるほど(笑)
初期のグリーンズを知るヒロさんならではの
お話を聞けてよかったです。
ありがとうございました!
 
 


Q&A

発行人の鈴木菜央にリクエスト。
「なおくんの家族自慢、教えてください!」

with Ai Onodera


メルマガの〆は、greenz people と一緒につくるフリートークの質問コーナーです。
ご質問・ご意見などは people@greenz.jp までお気軽にお寄せ下さい!

 

今回は、会員の小野寺愛さんが質問します

Q. 菜央くんの家族自慢、聞かせてください!

みんなのために頑張って輝く人の背後には、あったかい家族があるんだろうなと思います。菜央くんは、最高のアイデアを思いついちゃったときも、ちょっと辛いときも、人前で話すときも、いつも飾らず等身大。リーダーだけどリーダーぶらずに仲間を増やし、誰かのことをジャッジしたりもせず、好奇心は果てしなく、基本的に楽しいことが大好き。だからグリーンズは発展し続けてるんだと思います。

私は、そんな菜央くんが、菜央くんでいることができる秘密を探りたいです。だってそこから、「消費」ではなく「参加」の時代の新しいリーダーのつくりかたが見えそうじゃないですか?私もひとりの母であり、妻なので、頑張る人を応援したい。菜央くんを支えているご家族の自慢や、どんなところに感謝しているのか、菜央くんの言葉で聞きたいな!(小野寺)

▼ ▼ ▼


編集長のYOSHが答えます

A.生命力のあるものを、生命力のあるかたちで。

答えるのが恥ずかしい質問ですねぇ(笑)

うちの妻は、基本的に僕がやっていることには、表面的には、興味がないんです。テレビに出ようが、別に観ないし、インタビュー記事とか、たぶん読んだことない。本を出しても、読まない(今はさすがに読んだかな…?)。

でも、無関心かというと、そういうわけではなくて、僕が向かう、大きな方向性については、いつも応援してくれています。今やっているプロジェクトとか、今の話はあまりしないですね。けなされて凹むのが嫌なので。

短期的なことのアドバイスは、だいたい間違ってますね。ネガティブなことを言われて終わり。だから話さない。でも、大きなこと、未来のことについては、相談したりします。そういうことについては、すごく嗅覚が鋭いというか、本質的なアドバイスをくれます。細かいことは気にしないおおらかさがありながら、大きなところはしっかり一緒にみて、一緒に歩んでくれている。そんな感じでしょうか。

それと、僕は天邪鬼なんで、「どんなところに感謝しているのか、菜央くんの言葉で聞きたいな!」と言われると絶対言いたくないんですけど(笑)

妻は、家事とか子育てとか家族ごとが、あまり得意じゃないんです。けど、そんな中で、日々の暮らしをつくることを通して、僕の活動を支えてくれていると思います。僕は、友人家族とご飯を食べたり、飲んだりしている時の妻が好きなんです。飲んでて、ものすごく楽しいし、エネルギーをくれますね。

こんなとこでいいですか?あー恥ずかしい(笑)!

 



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回の発行日は<3月1日(土)>の予定です。

メールマガジン編集長:YOSH(グリーンズ編集長)
編集:木村絵里(グリーンズ編集部)、宮本裕人(編集インターン)
発行:NPO法人グリーンズ
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