シュタイン教育教材制作のe-waldorfから、シュタイナー教育の話題をお届けしています。
e-waldorf

2014.5.8

 

シュタイナー学校の芸術/工芸
夏のプログラムEWE2014 より

 

この夏、イギリスのコッツウォルズにあるウィンストンズ・シュタイナー学校で行われるプログラムは、シュタイナー学校での芸術/工芸をたっぷりと体験できるプログラムです。

このプログラムの工芸について、ご紹介します。


ステンドグラス作り
 

このステンドグラスを教えて下さるのは、
ヨハネス・シュトイク

スウェーデンで生まれ、
ドイツ、ハノーバーと、イギリスで、
幼稚園から高校卒業までシュタイナー教育で育った方。

ウィンストンズの卒業生でもあり、
ステンドグラスや、ペインティングなどの
人智学系のアートを作り出しています。

自然に親しみ、ガーデナーもし、
ウィンストンズ高等部で
「パーシファル」のメインレッスンなども教える人。

夏のプログラムでは、
貴石を使い、
その自然の色や形からインスパイアされて、
ステンドグラスをデザインし、
創り上げていきます。

こちら、彼の作品。

 

 

 

©Johannes Steuck 2014



夏に私達がとりくむ課題のイメージが伝わりますね。




金工

 「COPPERSMITHING」(金工)では、
銅のボウルをつくります。

材料は、
銅の板です。


 

 

copperbowl
(下に敷いてある丸い銅板が、ボウルになる前の銅板です。)

 

 




専用の金づちで銅板をリズミカルに打っていくことで、
凹みができ、
少しずつ少しずつ深いボウルへと変化していきます。

よく、銅のお鍋など、
でこぼこがあるのがあるでしょう?
あれの1つ1つの凹みが、金づちで打った跡。

銅板全体を打って、
熱して柔らかくして、
また銅板全体を打って・・・というのを繰り返して、
ボウルの形を創り上げます。

適当なところに金づちをうつと、
変なふうに曲がってしまったり、
バランスがとれなくなったり。

良く目で見て、
狙いを定めて打つ。
これをリズミカルに繰り返す作業を、
ある女性はこういいました。

「まるで人生のよう」

ひとつひとつの小さなことの積み重ね。

簡単なことの積み重ねのようでいて、
簡単にはいかない。

コントロールしすぎようとすると、
どこかにひずみが出て、
余計にうまくいかなかったり。

流れにのると、
気持ちよくいったり。


まるで人生のように興味深い金工。

制作を通して、内側から成長していきます。


鍛冶

熱々に熱した鉄を、
専用の金づちで打って形をつくりあげていきます。

 

 



真っ赤になった鉄を目の前にして、
誰もが恐れと畏れ・・・どちらをも感じるようです。

何千度という高熱になった鉄は、
扱い方を間違えれば大けがのもとです。

自分を律し、制し、
その力の象徴とも言える灼熱の鉄を、
打ち付けていくプロセス・・・


 

 


力は必要ですが、
力だけではうまくいきません。
自分の手によって、
頑強な鉄が形を変えていくプロセスを、
あからさまに体験します。



この鍛冶は、
シュタイナー学校の中学生、高校生の授業にあるわけですが、
男の子は勿論、
女の子も魂ごとすいこまれるように、熱中します。

クールであることを気取っている、
反抗期の男の子が、
格好つけるのも忘れて、
作業にのめりこみます。


そんな作業を、
小学校低学年や幼稚園の子たちが見学にきて、
目をまん丸にして見入って、感動します。

そんな鍛冶の作業。
Experience Waldorf in England 2014 で、できますよ。

教えてくれるのは、
クラフトの技術だけでなく、
人智学に裏打ちされた、
教育観をもとに指導してくれる、
キリアン・フォス。



 

Experience Waldorf in England 2014
2014.8.4-8.17


2014の夏は英国でのプログラム!
e-waldorf では英国の中でも人気のあるコッツウォルズ地方で、中高生〜大人対象のプログラムを企画しています。中高生は国際体験と英語力を身につけるため、大人は、自分を見つめ、磨き、成長するための講座を。中高生も大人も、音楽、アート、工芸などの実体験を通して、学びを深めます。場所は、緑豊かなウィンストンズ・シュタイナー学校のキャンパスです!

詳しくは e-waldorf ウェブサイトをご覧下さい。


 


美しいコッツウォルズ地方の


ウィンストンズ・シュタイナー学校で



詳しくは e-waldorf ウェブサイトをご覧下さい。

 

 

オンラインワークショップ
「こくご教室」

小学校低学年の内容


随時スタートできます。
スタートから1ヶ月ごとに新しいレッスンが届きます。

シュタイナー学校でのこくごの学びに欠かせない、お話を聴くということ、そして、想像力、創造力ゆたかに文字を学ぶこと、芸術的な活動を通して、言葉を学ぶこと・・・

そんなこくごの学びをおうちでできるよう、元シュタイナー学校クラス担任が制作しています。


詳しくは ★こくご教室★ ウェブサイトで
 
数学教室 infinity
アート・クラフト・プログラム
えいご教室
さんすう教室
Copyright © 2014 e-waldorf, All rights reserved.
Email Marketing Powered by Mailchimp