寒さが本格的になってきました。

皆様お風邪などひかれませぬよう、ホットウォーターボトル（湯たんぽ）などを活用して暖かくお過ごしください。

さて、今月は、口腔がんについてのお話です。
 

≪口腔がんについて≫

お口の中に発生するがんを総称して、口腔がんと呼びます。
口腔がんには、舌がん、歯肉がん、口腔底がん、頬粘膜がん、口蓋がん、口唇がんがあり、この中で一番多いのが舌がん、次いで歯肉がんです。
口腔がんは、全てのがんの約３％を占めており、厚生労働省では、今後30年で４倍に増えていくだろうと予想しています。そして日本では毎年6000～7000人が口腔がんになり、そのうち約3000人が亡くなっています。この数字を見ると、致死率の高いがんであるように見えます。
 

≪なぜ日本の口腔がん致死率は高いのでしょうか≫

口腔がん検診及び口腔健診の受診率は、日本では2%と、欧米の80%から比べ物にならないほど低くなっています。口腔がんは５年生存率が60～90％と、他のがんと比べても決して致死率の高いものではありません。ここから読み取れるのは、日本では口腔がんの認知度が低く、そのためかなり進行してからの発見となり、大きな後遺症が残ったり、命を失ってしまうことも少なくないということでしょう。

口腔がんは、かなり進行するまで痛みなどの自覚症状が現れないことが多く、症状が現れる前の早期発見、早期治療が大変重要です。
 

≪口腔がんの早期発見セルフチェック≫

以下のような症状がある場合、早めに歯科医院を受診しましょう。

１、口内炎が2週間以上治らない
２、頬や唇の粘膜部分、歯肉、舌などに赤又は白のできものがある。
３、治りにくい傷がある、出血がある。
４、口の中にしびれや麻痺感がある
５、噛みにくい・頬や舌の動かしにくさがある
６、口の中が痛い、またはしこりや腫れがある。
 

≪口腔がんの原因≫

口腔がんの原因には、以下のような要因が挙げられています。
○　喫煙
○　飲酒
○　慢性的刺激(歯のとがった部分や欠けたかぶせもの、合わない入れ歯などが常に粘膜部分に当たっているなど)
○　口腔内の不衛生(むし歯や歯周病)
○　感染症など

飲酒時の喫煙は特に注意が必要です。タバコに含まれる発ガン性物質がアルコールによって溶けて口の粘膜に作用するため、発ガンのリスクが高まります。
 

≪日頃心掛けること≫

１、    タバコ、お酒を控える
２、    バランスのとれた食事をとる
３、    歯磨き、うがいで、お口の中を清潔に保つ
４、    むし歯や欠けてしまった被せもの、合わない入れ歯を放置せず治療する

この他にもストレスをためない、適度な運動など、他のがん同様、健康に良いことを心掛けていることが口腔がん予防につながります。
そして、むし歯や歯周病は治すことが重要です。口腔がんはほとんどの場合、歯科医師や歯科衛生士によって発見されます。それゆえ、半年に一度の歯科検診が、口腔がんの早期発見、早期治療にとても大切になります。

 

キース・コーヘン歯科医院で、口腔がん検診を受けられます。

キース・コーヘン総合歯科医院の歯科医師群は、さまざまな症例に迅速に対応できるようコーヘン院長をはじめとして、歯科各分野のスペシャリスト（専門家）をそろえています。20年以上の経験をもつ経験豊富なスペシャリスト、病院の顧問医師、トレーニングを積んだ一般歯科医で構成されていますので、他の医院に転送されることなく、全て当医院内で治療が完了できます。このことは、治療の後の手厚いアフターケア、メインテナンスをも可能とさせています。

私たちは歯科医院として常に心掛けていることがあります。
歯科医療の最新の知識と技術を常に提供できること、
安全であること、
歯科治療の受けやすい雰囲気を院内で作ること、
そして、いつでも皆様が助けを必要としている時に即座に対応できること。

確かな知識と高度な技術で皆様の歯、お口の健康を守ります。

お問い合わせ・ご相談は下記リンクの専用フォームから。
又は各診療所へ直接日本語でお電話ください。
24時間オンライン予約も受け付けております。
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