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「感覚は研ぎ澄まされる」ということ。そして「急な変化がいかに起きているか。人間はどのように変化をしてきたのか」です。
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こんにちは。5月5日(火)です。
今週のメールマガジン
モノガタ レ クスプレス
をお届けしています。
#126 感覚は研ぎ澄まされる
// そして急流の刻
感覚は研ぎ澄まされる
読者のみなさまへ。失礼しました。メールマガジンの冒頭が抜けてたまま配信をしてしまいました。以下、冒頭をつけて再送いたします。
冒頭--
本メール。いつもは、ひとつのテーマを取り上げるようにしていますが、今回は若干散発的な話題になるかもしれません。
しかも、長文ですが、大きく2つが気になっています。
「感覚は研ぎ澄まされる」ということ。そして「急な変化がいかに起きているか。人間はどのように変化をしてきたのか」です。
以上、冒頭--
○エッセンシャルオイルの香り
数年前、一日20分近く瞑想をしていた時期がありました。この瞑想への導入にはいろいろなモノが用いられます。鐘(ベル)であったり、ロウソクの炎のゆらぎを見つめたり。はたまた指導者のチャント(お経のようなリズムをある言葉)であったり。
数年前のわたしは "香り" をたよって瞑想をしていました(と書くと、ストイックですが、深呼吸をする時間をとっていただけです、笑)。
導入の香りには、エッセンシャルオイル(精油)を使ってました。エッセンシャルオイルには抽出される草木花があり、それらが持つ成分によって、効能が変わってくると言われます。
わたしが使っていたのは「ミルラ」です。効能は "静寂" や "統合" とされてます。他のアロマオイルを手にしたことはありませんが、レモンなど行動を促す香りとは正反対の効能ですね。
で、ミルラの香りですが、正直、最初は変な香りだと思います(笑) ミルラという名前の通り、あの "ミイラ" の語源になったとも言われています。ですので、ちょっと乾いた香りがします。木が乾ききった香りとでもいいましょうか。
ただ、乾ききった香りの奥に、爽やかさを感じる不思議な香りです。
このミルラ。最近、改めて使い始めています。瞑想に限らず、朝起きたら綿棒の片側に2~3適たらして、私の行く先々にも連れて行く感じです。
すると不思議なもので、乾いた香りと爽やかさに加えて、ほのかな "甘い" 香りを感じるようになりました。人間の感覚は変化するものだなぁと実感しています。
余談ながら、ミルラは聖書にも出てくるそうです。なんでも、イエス・キリストが誕生したときに「黄金、乳香、没薬が贈り物として」ささげられたとか。黄金はゴールドですね。乳香はフレンキンセンスというエッセンシャルオイル。そして没薬がミルラだそうです。有り難い(!?)エッセンシャルオイルが手元にあるのだなと少し感動しました。フレンキンセンスも瞑想の導入に使われるそうで、いつかフレンキンセンスも手にしてみたいです。
○詩人 アレン・ギンズバーグ
アレン・ギンズバーグは戦後 1950年代のアメリカに影響を与えた詩人です。彼が一翼をになったビート文学はヒッピームーブメントにつながっていったことや、インド哲学とも融合した流れなどは、海を渡りビートルズにもつながっていきます。そして、青年期にまさしくこの時代を生きたのはアップル社の創立者スティーブ・ジョブズであったりします。
ギンズバーグの詩で有名なのは 『 Howl 』(吠える)です。
私にはふらっと訪れる、"詩が身体に入るスイッチ"がありまして、ただいま ON であります。この2週間近く、全く本を読む気がせず。積まれた本を削りに削って、手元にあるのがアレン・ギンズバーグの詩集です。
先日、一気呵成に " Howl " を眺め読み。 眺めながらも終盤、緊張感がピークに。ちょっと驚きの感覚でした。
また、ずーっと電子書籍端末キンドル(kindle)に入れっぱなしだった詩集「オーロラレイ」 by エリザベス・バレット・ブローニングも眺めてみました。すると身体にすっと入りました。いままで読み方がつかめなかったのですが、アレン・ギンズバーグの Howl を眺め通した効果に感じます。
英詩がどう、日本詩がどうという区別をつけたいわけではありませんが、やっぱり違うなと感覚の変化を感じた瞬間でした。
英詩は、選り抜かれた言葉がそれぞれ断片として集まりながらも、大きな絵を描いてくるように感じます。一方で、日本詩はそこまで描写的ではなく、情緒さを含んでいるように思います。たぶん輪郭がないのです。ぼやっと姿を感じさせるという感じでしょうか。
詩という自由さある文学でも、これだけの違いを感じるのであれば、この騒動の対応の仕方に各国違いがある事実。これは考え方とか鍛錬の違い頭の話ではなく、身体を使う言語感覚に深く根ざした対応の仕方が出ているように感じています。※良し悪しではありません
私の詩を読むスイッチは、気がつくとオフになってしまいます。が、アレン・ギンズバーグの " Howl " は手元においておき、しばし読み返す時期にしたいです。
○色の使い方にも個性あり
最近、本メールマガジンにも少し話題に出させていただいている ITインフルエンサー drikin(ドリキン)さん。生活の基盤は米国サンフランシスコですが、いまは日本にいらっしゃることもあり、ここ数週間の週末は YouTubeライブをしてくれています。
先日話題になったのは、動画編集時の "色味操作" でした。英語ではカラーグレーディング(color grading)と言います。色をいくつか重ねていく感覚でしょうか。
動画編集ソフトを使うと、映像の色味を RGB(レッド、グリーン、ブルー)の光の三原色で表現ができます。
この色味について、"自分の使い方も、他人の使い方も分析できるソフトウェアを発見しました" というのが先のdrikinさんのライブでした。
※RGBが波形で表現できます。たとえば昔の東京タワーが夜景に写っている映像にがあるとすれば、分析ソフトを通すと、画面の両端は夜景のブルーが低い波形で表現され、画面の中央は東京タワーの赤さが高い波形で表現されているというもの。
言葉では表現しづらいのですが、drikinさんは最近青みがかった色味に凝っていたそうで、それを色味分析ソフトで見てみると、たしかに青い波形が高いところで調整されている映像になっていました。赤と緑からひとつふたつ突き抜けた波形なのです。
繰り返しになりますが、このソフトウェアがすごいのは、他人の映像の色味も動画を追いながらRGBを"動的波形" で表現できるところにあります。
たとえば、ここで好きな映画を想像してください。その映画を、この波形ソフトに通すとその映画の色味がRGBの波形でリアルタイムに確認ができるのです。
クリエイターたちの考え方、手の動かし方を、視覚として学べてしまう。
なかなかすごいことで、色味の変化を毎日少しずつでも自分の中に蓄えていけば、色の地図が自分の中にできるのではと思います。
感覚の変化を意図的に自分に起こすこともできるのです。
この騒動で、ロボティクス(機械化)が見直されていくはずで、それにまつわるセンサー類の技術も加速してくはずです。人間の五感も、普通のPC環境でも可視化できるようになれば、一体全体、人の感覚とは、個性とはという話にもなってくるかもしれません。
成長したいという欲求が生物(万物)にとって普遍的なものであるならば、飽くなき追求となっていくのではないでしょうか。...となると、先に挙げたような英詩と日本詩に見られる身体感覚の異なりも関わってくる気がします。
○急流の刻
ダーウィンによる "変化するものが生き残る" という言葉。最近よく見聞きします(この言葉自体もその由来に小説あるようです)。
ただ、 "ウィルスがもたらすのは変化などではなく、変容だ" と先週の編集後記で挙げた松岡正剛さんは言っています。そして "「変異」や「変異体」は21世紀の思想の中心になるべきものだった" とも。
この変容を学ぶ上で、フランク・ライアンの『破壊する創造者』(ハヤカワ文庫)をおすすめされていました。残念ながら絶版(中古本も高額)でして、原著の電子版を立ち読みしました。
原著のタイトルは 『 virolution 』。 ウィルス(virus)と進化(evolution)を掛けています。ウィルスは生命の進化もさせるという話も含んでいるようです。
捉え方を、大きく(急ぐ必要はなく)変えていくタイミングなのかもしれません。感覚でさえ研ぎ澄ますことができるのですから、変容についてだって向き合えるはずです。
コーヒーブレイク
drikinさんは、海外~日本間で数年間インターネットラジオ(ポッドキャスト)を運営されています。
その放送で、「z-side #032:工学院大学 蒲池みゆき教授と考える、学校に行けない時の大学教育のあり方」という放送をされています。
https://soundcloud.com/backspacefm/backspacefm-z032#t=19:55
※ページ真ん中のオレンジ色の再生ボタン(?)を押していただくと再生がはじまります
コロナ騒動で、大学に何が起きているのか。
いかに社会変化が急だったかを垣間見れます。
(ネット教育は急いで動いて5年かかるとも言っています)
学生のITリテラシー、所有している機器に併せて
教育配信を変える。かつ、社会のインフラであるネットワークを
専有するわけにもいかずデータダイエットをしているなど...
1時間30分と若干長い放送ですが、
上記話題に入るところから(放送開始20分後)リンクを貼っています。
リンク後の音声から30分間が、教育と変化の話題です。
よろしければ "ながら聴き" をされてみてください。
出演者
drikinさん : ITエンジニア(ホスト)
松尾さん :IT雑誌編集者(ホスト)
ゲスト
西川善司さん:ITライター、工学院大学特任教授
蒲池みゆきさん:工学院大学情報学部学部長
:: 編集後記 :::
文字を読むのも、書くのも、動画を見るのもいまの自分に合わない状況です。かなりの長文となったことをお許しください。
最近は音声放送ぐらいがちょうどよいなと。そんなリズムで過ごしています。
+ 物語のチカラ を信じて
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