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あなたのマップは大丈夫?

 vol.255 カスタマージャーニー作りにおける4つの注意点


こんにちは。株式会社ホジョセンの金瀬です。

実際に現場から出た声をもとに抽出したQ&Aや、セミナー告知など、企業や自治体のマーケティングに関する情報を無料でお届けするホジョセンメルマガ。第255回目の配信となる今回は、「カスタマージャーニー作りにおける4つの注意点」をお届けします。

本日5月20日は、メートル条約が締結された「世界計量記念日」だそうです。私の旧友に「いつも建築用メジャーを持ち歩いている」個性的な人がいました。イスの高さや机の幅などとにかくなんでも測っていたのですが、その理由が建築家になりたいからではなく、「これをすると落ち着く」だったのが、今でも印象的です。
目次
 
1. カスタマージャーニー作りにおける4つの注意点
2. ホジョセンのケーススタディ〜商品・サービス開発
3. マーケティングQ&Aの募集について
4. ホジョセン会員のご案内

  1. マーケティングコラム
カスタマージャーニー作りにおける4つの注意点
 以前から、カスタマージャーニーマップを作りたいというお問い合わせをよくいただいています。カスタマージャーニーマップは、作る目的に応じてスタートとゴールが変わりますが、全体的なアプローチの仕方は共通なので、今回はカスタマージャーニーマップを作る際に気をつけるべきことについてお話します。

 まず、カスタマージャーニーマップとは何かを簡単にご説明します。そもそもカスタマージャーニーマップはカスタマージャーニーを単純化し必要なもののみ取り上げてビジュアル化したもので、まず最初に作るのはカスタマージャーニーです。

 カスタマージャーニーは、消費者の時系列の行動とブランドとの接点、そこで生じる認識の変化を旅程に喩えたものです。ブランドとの接点における認識の変化と書くと分かりにくいですが、例えばTVCMで新商品を認知するというのもカスタマージャーニーの一部分になります。カスタマージャーニーマップをブランドのユーザー/ノンユーザーについてそれぞれ作れば、2つの違いからコミュニケーションを強めるべき重要な態度変容が何かが解釈できます。また、カスタマージャーニーマップを作る際にどうしても消費者との接点ばかりに注目してしまいがちですが、消費者がブランド体験をしていないモーメントを明らかにできるという効果もあります。例えば、防虫剤ユーザーの買い替えというカスタマージャーニーマップを作ってみると、最初に接点を持つのはタンスの中の防虫剤を見たときだと考えられていたものが、実は電車の中で防虫剤の匂いを感じたタイミングであるかも知れません。これが分かると、防虫剤自体のパッケージより、その前にいかにして接点を作るか、そこでのコミュニケーションをどう強めるか、などの課題が見えてきます。

 このように重要な気づきをもたらしてくれるカスタマージャーニーマップですが、作成においてはいくつかの注意点があります。代表的なものを4つ挙げてみます。

①常に顧客視点で作ること
 AIDMAやAISASなどのフレームワークを盲目的に用いてしまうと、企業側から見たタッチポイント視点だけになってしまいます。消費者がどんな情報に触れ何を迷い買うのかを考えましょう。

②認知から始めないこと
 カスタマージャーニーマップのスタートとゴールはジャーニーで何を知りたいかで決まりますが、ブランド認知から始めてしまうと、「カテゴリ購入を思い至るきっかけ」が抜けてしまう危険性があります。もちろん、ブランドとして手をどこまで出せるのかによっての制限もあります。

③基本的にはデータに基づいて作成すること
 作成の際は定性調査を行うことが望ましいですが、予算や時間的制約によりそれが叶わない場合は、ファクトやデータに基づきそこに存在するロジックを社内で議論し作成すると良いでしょう。

④カスタマージャーニーマップに記載すべき接点においては、ブランド体験の強弱を考えること
 ターゲットにとって重要なブランド体験であるかどうかなので、カスタマージャーニーマップに記載すべき接点はブランドごとに異なります。例えば、同じ飲料でもスポーツドリンクなら運動の後に強いブランド体験が発生するでしょうし、ミネラルウォーターなら朝起き抜けの一口が強いブランド体験をもたらすかも知れません。

 最後に、カスタマージャーニーマップは見栄えが良いので、作ったことで達成感が出てしまいがちですが、あくまでアクションを起こすための判断材料の1つだということを忘れないようにしましょう。

関連コラム
 
「カスタマージャーニーマップで意識すべきこと3つ」

上記の4つの注意点に加えて、
現実と理想のギャップのジレンマを探そう
ということも語っています。カスタマージャーニーマップについてさらに理解を深めたい方におすすめのコラムです!

https://www.hojosen.co.jp/blog/2682/
 

2. ホジョセンのケーススタディ 
商品・サービス開発
 カスタマージャーニーも含め、消費者調査、マーケティングリサーチを実施しているのに消費者を理解しきれていない気がする。そんなモヤモヤを抱えている商品開発・サービス開発のご担当者さまは、ぜひ一度、徹底した消費者理解を掲げるホジョセンの考え方を覗いてみてください。
https://www.hojosen.co.jp/cases/product-development/
 

3. マーケティングに関するお悩みを募集します
マーケティングを実践する現場でお困りのことはありませんか?
皆さまのマーケティングについてのお悩みごとに、ホジョセンメルマガ・マーケティングQ&Aでお答えさせていただきます。
調査を実施するも上手くいかない、効果測定の仕方が分からないなど、普段のマーケティング活動でのお悩みごとやお困りごと、および疑問をお寄せください。
 
<応募方法>
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※回答にあたり、応募者の方の個人情報を公開することはございません。
   ご相談内容によっては、マーケティングQ&Aでお答えできない場合もございますので予めご了承ください。
 
 

4. ホジョセン会員のご案内
 
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お問い合わせ
さて第255回ホジョセンメルマガはいかがでしたでしょうか?次回の配信は5月27日を予定しています。

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