夏休みも終わり、秋の味覚が気になる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、お子様のむし歯予防の第三弾としまして、「歯科医院でのむし歯予防」について、お送りいたします。
 
【歯科医院で行うむし歯予防処置】
 
歯科医院では、お子様のむし歯予防のための処置として、大きく３つの方法を用います。
まずは「フッ素塗布」、そして「フッ化物配合シーラント」、さらに「歯科保健指導」となります。
 
⑴フッ素塗布
 
フッ素塗布はなぜ必要なのでしょうか。
歯は構造が未完成のまま生えてきます。そのため、とても弱く、すぐにむし歯になってしまいます。歯の構造は生えた後に、唾液の中の成分の働きで数年かけて徐々に強固になり、むし歯にもなりにくくなっていきますが、大体はその過程で待ちきれず、むし歯にしてしまいます。
そこで有効なのが「フッ素塗布」です。
フッ素は、歯を丈夫にする「石灰化」を促進します。歯磨き剤にむし歯予防のためにフッ素が配合されるのはそのためです。歯科医院では、市販の歯磨き剤より高濃度のフッ素を集中的に塗布しますので、効果が大きく望めます。定期的なフッ素塗布は、むし歯予防に大変効果があります。
 
始める時期：フッ素塗布は、乳歯が生え始めたら始められます。乳歯にも永久歯にも行います。
行う間隔：３～４カ月ごとに定期的に行いましょう。
方法：フッ素塗布には、いろいろな方法があります。綿球で歯に塗っていく方法、上下それぞれのトレーにのせたジェルを数分くわえてフッ化物を浸透させる方法などです。それぞれの歯科医院で違った方法を取っていますが、歯科医院で行うフッ素塗布の効果には、違いはありません。
 
⑵フッ化物シーラント
 
まずはこの写真をご覧ください。

高知県松木歯科医院websiteより抜粋

高知県松木歯科医院websiteより抜粋

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