レース決勝日、23号車は通常通りクインタレッリがスタートドライバーを務める。スタート直後の第1コーナーで前車をオーバーテイクし2位に順位を上げる。しかし数周すると、徐々にタイヤグリップを落ち、後車にオーバーテイクされ順位を落とし始め、苦しい周回が続いた。最低周回数の18周に6位でピットインし松田選手にステアリングを渡す。松田選手も懸命な走りで順位を上げようとしたが、ペースは上がらず、最終的に8位でレースを終えた。
ロニークインタレッリ:
「最終戦もてぎは、予選ではいい戦いができましたが、決勝ではペースが上がらず苦しいレースとなってしまいました。最終戦8位で3ポイントが追加され、2019シリーズランキングは3位。シーズンの内容を振り返ると、3位で終えることができたことに少し驚いています。シーズンを通して、予選などの一発の速さを示せた反面、レースになるとペースが上がらない等の苦しい部分が多かったし、様々な状況での判断がうまく噛み合なかったですね。来年は車も変わり、Class 1に則った2020 GT−R車両を現在開発しています。ここ数年見せることができていない日産の速さを、来シーズン初戦からファンの皆さんに披露できるように、メーカー・チーム一丸となって取り組んでいきます。一年間、応援ありがとうございました。」
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