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コンセプト案はどう導き出す?

 vol.236 データから見える現象と課題

こんにちは。株式会社ホジョセンの金本です。

実際に現場から出た声をもとに抽出したQ&Aや、セミナー告知など、企業や自治体のマーケティングに関する情報を無料でお届けするホジョセンメルマガ。第236回目の配信となる今回は、「データから見える現象と課題」をお届けします。

本日1月8日は平成がスタートした日だそうですが、気づけばもう令和2年。年を追うごとに月日が経つのが早く感じます。
目次
 
1. マーケティングQ&A「データから見える現象と課題」
2. ホジョセンE-Bookのご案内
3. マーケティングQ&Aの募集について
4. ホジョセン会員のご案内

  1. マーケティングQ&A
データから見える現象と課題
 Q 

化粧品メーカーの新人マーケターです。「アイライナーの新商品を開発するため、いくつかコンセプト案を出してほしい」と頼まれたのですが、正直どこから始めたらいいのかわかりません。まずは弊社の顧客データや購買データから、現状の課題を見つけ出していくという方針で良いのでしょうか。
                             (化粧品メーカー)
 A 

まず、ある商品のコンセプト案を決めるのに「こうするべき」というフレームワークは基本的にありません。消費者の新たなニーズに合わせて敏感肌用のアイラインを出したり、トレンドを見越して韓国風のアイライナーを出したり、好きにやって良いというのが正直なところです。自商品のもっている「資源」「強み」と、消費者の求めていることをきちんとつなぐようなアイディアを考えることさえ留意すれば、コンセプトの作成プロセスは自由です。

ですが「顧客データや購買データから現状の課題を見つけ出す」という観点でいいますと、そもそも、データから見えてくるのはあくまで「現象」であって、何が「課題」かまではわかりません。現状の課題を把握するためには、データから見える現象が、「なぜ」そうなったのか考え、課題に落とし込む必要があります。

経験の浅いマーケターが陥りがちなのは、データだけをみて「従来のアイライナーでは、30代の購買率が低かった。なので30代にアプローチします」というやり方です。このように、単に現象を裏返しただけでは、それが起きた理由に言及できておらず、現象が示す課題までは見えてきません。「30代の購買率が低かったが、これは従来のアイライナーが若者をターゲットとした販促をしてきたからだ。そして今はオトナの魅力を意識したトレンドがある。だから、30代に対して新ブランドによる新たなアプローチが必要だ」というように、現象の背景にある「なぜか」を探ることが重要です。

このように、ある現象からそれが起こっている理由を導き出すためには、深い消費者理解、マーケットの知識、情報のアンテナなど、たくさんの材料が必要となります。顧客データや購買データがそのまま答えを教えてくれるわけではありません。現象に対して自分なりのストーリーを構築し、仮説を立てて検証していくことが必要です。

2. ホジョセンE-Bookのご案内
ホジョセンのノウハウの一部が無料でダウンロードできます

消費者調査でコンセプトを提示するにあたって、さまざまな確認が必要になります。意思決定に使える正しいデータを取得するために必要な事項をまとめたチェックリストを作成しました。
●コンセプトチェックリスト●

ホジョセンでも活用しているクリエイティブブリーフのテンプレートです。PDFファイルですが書き込み可能となっていますので、そのまま使用することができます。広告代理店へのブリーフ資料のみならず、マーケターの思考の整理のため、はたまた稟議の添付資料としてもお使いいただけます。


●書き込み式クリエイティブブリーフ●

地域ブランドを開発していく過程において、さまざまな課題に直面します。この資料では、ブランドを作るということはどういうことかという点からスタートし、企業におけるブランディングにおける取り組みや地域ブランドにおける実例との比較検討を交えつつ、地域ブランドが直面しがちな課題について考察しています。
●地域ブランドの育成における課題〜企業におけるブランディングとの比較から〜●

京都大学COI拠点研究推進機構主催の「原石の磨き方 -シーズとニーズを繋ぐ事例と手法-」というワークショップにおける講演資料になります。ニーズは「掘る」「探す」「見つける」もの、というふうに考える人が多いのですが、日本のように成熟した社会ではなかなかニーズを見つけることはできません。では、どうしたらいいのか、という疑問にお答えします。


●消費者ニーズの掘り方・・・?●

質的経営研究会における講演「定性調査とマーケティング」の抜粋資料となります。調査の限界を認識しつつ、(とりわけ定性)調査をどのようにビジネスに活用していくのかを考察しています。

※ 一部、消費者ニーズの掘り方・・・?と重複する内容が含まれています。

●定性調査とマーケティング●
 

3. マーケティングに関するお悩みを募集します
マーケティングを実践する現場でお困りのことはありませんか?
皆さまのマーケティングについてのお悩みごとに、ホジョセンメルマガ・マーケティングQ&Aでお答えさせていただきます。
調査を実施するも上手くいかない、効果測定の仕方が分からないなど、普段のマーケティング活動でのお悩みごとやお困りごと、および疑問をお寄せください。
 
<応募方法>
お問い合わせフォームに必要事項をご記入の上、お問い合わせ内容欄にご相談内容を記載してください。

※回答にあたり、応募者の方の個人情報を公開することはございません。
   ご相談内容によっては、マーケティングQ&Aでお答えできない場合もございますので予めご了承ください。
 
 

4. ホジョセン会員のご案内
 
ホジョセン会員とは
・弊社が実作業を伴わずコンサルテーションに専念することで、月々の費用を10分の1以下に抑えたリーズナブルな顧問契約です。
・ニーズに合わせたエントリー、ベーシック、プレミアムの3つのコースをご用意しています。
・定期的に貴社専用のセミナー・勉強会を開催することができますので、セミナーをお考えの企業様には大変お得になっております。
・通常のプロジェクトをご発注いただく際、コースに応じたディスカウントが適用されます。

・ホジョセン会員様の特典として、セミナー開催時の録画は無料とさせていただきます。
WEB会議でのコンサルテーション(WEB会議コンサル)について
・ご契約時に訪問コンサルとWEB会議コンサルの利用割合を決めていただきます(ご契約後の変更も可能です)。
・WEB会議コンサルの未利用分に限り、最大1時間まで翌月への繰越・利用が可能です。
・WEB会議コンサルは弊社契約のWEB会議システム上または企業様がご利用されているWEB会議システム上で行うものとします。
・弊社契約のWEB会議システムのご利用に関して、システムへのアクセス・動作確認などを事前に行っていただくことは可能です。
お問い合わせ
さて第236回ホジョセンメルマガはいかがでしたでしょうか?次回の配信は1月15日を予定しています。

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