Copy
View this email in your browser
 

〈3月販売〉
鳥男”スロボドネ”

ラヴニール メールマガジン:2020/3/5 -No.231R


ラヴニールの最新情報をお届けします 

 
 


 

 

スロボドネの情熱
スロボドネの情熱

スロボドネには、「繁栄の時代」と、「つらい過去」、そして「情熱」がある。


スロボドネのワイン造りの起源は、今から100年以上前、1912年に現在の農地を購入したことに始まる。当時の祖先は購入した地所で、ぶどう栽培、林業、麦や大麦の栽培、そしてタバコの栽培などを行い、合わせて300haもの農地を所有していた。特にタバコでは、中央ヨーロッパで最大のタバコ乾燥場を持っている程であった。私も見学させて頂いたが、2階建てのとても大きな建物で、近い将来この場所で、東ヨーロッパのナチュラルワイン生産者が勢揃いするサロン(大試飲会)を開催したいと夢を語っていた。ワイン造りは1920~30年代に行われており、現在のチェコ共和国の首都であるプラハでは広く飲まれていて、「3人のボクサー」というブランド名でとても親しまれていた。

しかし、第2次世界大戦時旧ソ連軍のスロバキア侵攻により、1945~89年の間共産党の支配下となり、スロボドネの地所も接収されてしまった。曾祖父の時代に家族は再びスロボドネの地所に戻ってきたが、農地の余りの荒廃ぶりに誰も再び農業を始めようとは思わなかった。祖父もまた農業を望まず、好きな音楽の道に進み、後に音楽学者となった。

共産党が退いた後、祖母がたまたまワイン醸造所にある建物の中で古い書物を発見した。何とその書物には、以前行われていた農業やワイン造りについての記述があったのだった。父と母は全く農業についての知識がなかったのだが、荒れ果てた農園を再興する決意をしたのだった。両親は農園の再興に成功し、今の世代となる長女カタリナらがこの農園を引き継いだ。カタリナらもやはり農業について勉強したこともなかったのだが、発見された書物を手掛かりに、先祖が行っていた農業を蘇らせていったのだった。

1995年、父は40年以上にも渡る共産党支配の後、ひどく荒廃したぶどう樹の栽培を再び始めることを決意した。同時にワイン造りも始めたのだったが、それは家族や友人達に振る舞うものとしてであった。父は小さい頃先祖がワイン造りをしていたのを見ていたので、ワイン造りが好きだった。そんな父を見て育ったカタリナ達は、2010年、自分達が造ったワインを始めて市場で販売することにした。初年度だけはコンサルタントを雇ったが、それ以降は自分達だけでワイン造りをした。

 
最新のワイン造りに隠れた”理由”
 
現在ドメーヌでは、長女カタリナがオーナーとして、夫ミゾがワイン醸造を、妹アグネスが畑を主に担当し、運営されている。彼らは先祖代々続けられてきたワイン造りの伝統に深い関心を抱いていて、それが逆に最新のワイン造り、例えば「オレンジワイン」や「アンフォラ」を用いたワイン造りへと繋がっている。100年前からこの地”ゼミアンスケ・サディ”にて先祖たちが行ってきた「テロワール」に基づいたワイン造りを辿ってきた結果、ここに行き着いたのだ。

”ゼミアンスケ・サディ”で自分たちが栽培したぶどうだけを用い、”ゼミアンスケ・サディ”のテロワールが詰まったぶどうの果皮を漬け込んだ「オレンジワイン」を醸し、”ゼミアンスケ・サディ”の土で焼いた「アンフォラ」に自分たちのぶどうを入れ、”ゼミアンスケ・サディ”の森で育った自分達のドメーヌの木を製材し造った「樽」の中でワインを育てるのだと、、etc.


 
「鳥男」凄い勢いで進化を続ける!
 
共産党の支配と農地の接収、そして荒廃した農園の再興という困難を経て、スロボドネ・ファミリーのワイン造りへの強い想いをヒシヒシと感じる。
また研究熱心な夫ミゾは、試験的なワインも次々と生み出し、今までなかった美味しさのワインがドンドン登場している。
特に、今回ご紹介する「エ
グスタシー」は、登山が好きなミゾの哲学が詰まっている。

どうぞ、”スロボドネ”ワールドを、「見て」「知って」「味わって」、ご堪能ください!

 

<販売中>

 
 

クーティス・デヴィネール 2015

スロバキア、小カルパチア地方 
(オレンジ) 
参考上代4,300円(税別)
ぶどう品種:トラミナー70%、デヴィン30% 
'15は稀に見る傑出した年で例年よりとてもアロマティックなワインが出来た!5週間に渡り醸し&発酵。期間中毎日3回ピジャージュ実施。軽く澱引きした後、ごく僅かSO2を加え瓶詰め。総亜硫酸20mg/L。

微かに緑帯びた淡いオレンジ色、キンカンや橙のエレガントな香り印象的でミカンゼリーやホオズキ、微かな木の香りも感じる。フレッシュな口当たりで、爽やかな柑橘風味が口中に広がる。心地よい酸と、柑橘の永い余韻が続く。僅かに感じる皮からほとばしる苦みがアクセントを添えていて、軽やかにスイスイイケる。
※可能数量9ケース
 

クーティス・ピノテ 2016

スロバキア、小カルパチア地方 
(オレンジ) 
参考上代4,200円(税別)
ぶどう品種:ピノ・グリ80%、フェルトリナー20%
’16はとても困難な年だった。春の遅霜、うどん粉病はじめ全ての病気に悩まされ収量も低かったが、厳しい選別を行ったお陰でピノグリの特徴が表れたいいワインが出来た!5週間に渡る醸しと発酵期間中、毎日3回ピジャージュ実施。瓶詰め時に僅かにSO2添加、総亜硫酸27mg/L。

強いオレンジから栗の様なやや茶掛かった色調。ほおづき、柑橘などの果実味に、すだちや青唐辛子の様な青さを感じさせる香りがほんのり香る。自然な口当たりで程よいまろやかさがある。凝縮した橙や柑橘の果実味と、心地よい酸味、皮の苦みと少々ザラザラしたタンニンが舌を程よく刺激する。紅茶や枯葉のニュアンスと柑橘果実味の混じり合った余韻が永く続く。
 

スーパーマジェール 2016

スロバキア、小カルパチア地方 
(白・辛口) 
参考上代3,900円(税別)
ぶどう品種:グリュナー・フェルトリナー100%
スロバキアで最も栽培されている品種をまさに完熟した状態で収穫することにより、品種の魅力を最大限引き出した!一切潰さない丸のままのぶどうを5週間毎日2回櫂突きしながら醸し。搾汁をトーストしていない300Lフライゼルカ製(製樽業者)新樽に入れ熟成。
輝きのあるイエロー。ややこもった風味あるかもしれないが、フレッシュなアプリコットの果実味にほんのりと青唐辛子やあずきの風味が漂う。熟したしっかりした酸があり、食欲をそそる味わい。
 

エッグスタシー 2017

スロバキア、小カルパチア地方 
(オレンジ) 
参考上代4,300円(税別)
ぶどう品種:リースリング100%
醸しをしたリースリングを卵型土素焼壺で熟成したこのワインは、登山家が死と隣り合わせの末勝ち取る最高の達成感を、スロボドネのワイン造りになぞらえて命名した特別キュヴェ!
濁った山吹色、スパイシーさを感じるターメリックやワサビの葉っぱ、オリエンタルな香辛料を感じさせる稀有な味わい!
生産量1000本、日本入荷240本の限定品。
 
人類史上初めて8000m峰全14座を制覇した事で知られる登山家「ラインホルト・メスナー」の言葉が、裏ラベルに記されている

パルティザン・クリュ 2013

スロバキア、小カルパチア地方 
(赤・辛口) 
参考上代4,300円(税別)
ぶどう品種:フランコカ・モドラ50%,カベルネ・ソーヴィニヨン35%,アリベルネ15%
フランコフカ・モドラはスロヴァキア、オーストリア、ハンガリーの伝統品種、アリベルネはスロヴァキアの伝統品種。赤最上のキュヴェ。野生酵母の働きで1日3回ピジャージュをしながら自然に発酵させた後、品種ごとに18ヶ月樫の500L樽で別々に熟成し、翌年の春にブレンド。ビン詰め時のみ僅かに亜硫酸を加え瓶詰め。

透明感のあるガーネット色。スモモやブラックベリーの赤黒果実風味にバニラが薫る高貴な風味。食欲をそそる凝縮した酸と果実味が口中に広がり、複雑な余韻が永く続く。
 
オーナー夫妻「カタリナ」と「ミゾ」
スロボドネについて
≪注意≫
コロナウイスルの影響で、3/24試飲会は中止になる可能性があります
3/17を目途に、中止の場合はラヴニールFacebook上で告知致します
3/24(火)ラヴニール月例試飲会参加申込書
ラヴニール最新カタログ(3/4更新))ダウンロード
★ 発注についての注意事項 ★
※ご注文は下記ファックス、或いはアドレスにメールにてお願いします
   FAX : 03-6730-2781
   EMAIL : info@lavenir-wine.com
 
このメルマガについてのご意見・ご要望は、Eメールでお寄せください。
mail to: news@lavenir-wine.com

ご覧いただきまして誠にありがとうございました。
これからもよろしくお願い申し上げます。
ご覧いただきまして誠にありがとうございました。
これからもよろしくお願い申し上げます。

株式会社ラヴニール
l'Avenir -Convivialite autour du Vin-

★ラヴニールワインの効能★
Step1 もっと飲みたくなります
Step2 人に薦めたくなります
Step3 感謝されちゃいます
≪くれぐれも、飲みすぎにはご注意ください!≫

Copyright ©L'Avenir Co.,Ltd., All rights reserved.
Tel.03(6457)5982 Fax.03(6730)2781
www.lavenir-wine.com

Mail Magazine 専用news@lavenir-wine.com
 
メールアドレスの変更をご希望の方は、こちらからお願い致します
メール配信停止をご希望の方は、こちらからお願い致します
 






This email was sent to <<Email Address>>
why did I get this?    unsubscribe from this list    update subscription preferences
wine importer · 2F Ito Bldg. · 4-10 Nsihgokencho · Shinjuku-ku, Tokyo 162-0812 · Japan

Email Marketing Powered by Mailchimp