ここみち便り:あなたにとって、仕事とはどんなものですか?
こんにちは。 プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチの畑中景子です。 大型連休明け。 いかがお過ごしですか? 思いっきり休んだので、バリバリ仕事してます!という方から、 まだ現実に戻れない・・・という方まで、人によって様々なのではないかと思います。 そんな今日のお題は、「仕事観」について。 皆さんは、「仕事」というものについて、どのように考えているでしょうか。 何をそんな分かりきったことを聞くんだ!と憤ることなかれ。 実は、これ、本当に十人十色なのです。 例えば、私の祖父が、私の母の就職に際して綴った「勤めの心得十ヶ条」なるものがあります。 その第一ヶ条は、「勤めは苦しく厳しいものである。楽しい時が当然と思うな、厳しさに堪えよ」となっています。 つまり祖父は、「仕事=苦しく厳しいもの」と見ていたことになります。 厳格な祖父らしい言葉です。 昔はこれが普通だったでしょうし、今も、日本人の多くにある仕事観と言えるとも思います。 仕事をこのように捉えることにより、 苦しい時は、これこそ仕事だ。堪えるぞ。となって、頑張る力が湧いてきます。 乗り越える度に、できることも増えて、成長もします。 一方、仕事が思いのほか、楽しかったり、ラクだったりする時はどうでしょうか? 「これって仕事してるって言えるんだろうか?」という疑問が湧いてきたりします。 楽しんじゃっている自分に、罪悪感が湧いてきたりもします。 あるいは、もっと「まともな仕事」をしなくちゃ、とより苦しく厳しい道を選んだりします。 会社の中で起きる「あの人とは合わない」というため息やストレスの多くが、 実はこの仕事観の違いに起因するのではないか、というのが最近の私の仮説です。 仕事は、チームでやるものだ。 仕事は、一人で黙々とやるものだ。 仕事は、お客さんが満足すればそれでOK。 仕事は、研ぎ澄ますもの。 仕事は、万全に準備して臨むもの。 仕事は、生活の糧に過ぎない。 例えば、 仕事はチームでやるものだ、と思っている人から、一人で黙々とやるものだと思っている人を見ると、「なんてチームワークのない人だ」と見えます。 逆側からは、「いちいち皆を招集して面倒くさいな。集中させてくれよ」と見えます。 コトをさらにややこしくするのは、 一つには、お互いに自分の仕事観について自覚がないこと、 もう一つには、自分の仕事観が、至極真っ当であり、世の中の常識であるくらいに思っていることです。 大変残念なお知らせですが、それは何億通りもある仕事観の一つに過ぎません。 上記のどれが正しくてどれが間違っているということでもありません。 多様性ってそういうことです。 「じゃあ、もう同じ仕事観の人とだけ仕事する!」と決め切るのも、一案。 「そうか、違う見方を試してみるのもいいかな」とするのも、また一案。 私は、後者。 毎日、仕事観が変わったっていいのです。 今日は、研ぎ澄ましてやりたい気分。 仕事とは、全集中の呼吸でやるものだ!(もはや古い?) 今日は、ブレストしたいな。 仕事とは、みんなでワイワイ言いながらやるものだ。 その日の自分に力を与えてくれる視点を選べばいい。 ちょっと自由になる気がしませんか。 コーチングを受けると、人生が動き始めます。 その一つの理由は、コーチと一緒に探求することで、随所で凝り固まった自分のあらゆるモノの見方に気づき、それがほぐれて、どんどん自由になるからです。 かつての私の視点は、 仕事は、遊びよりも優先されるもの。 最近の私の視点は、 仕事は、遊び心を持ってリズムに乗って面白くやるもの。 さて、GW明けの今日、皆さんはどんな仕事観を選びますか? 今日も、良い1日を!
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●幸せな働き方って何だろう? パーソルが世界初の調査結果を発表: https://madamefigaro.jp/society-business/220413-bwa-pitch-parsol.html 先日のフィガロ・ジャポンさんのイベントに登壇させて頂いた際の鼎談の記録です。 仕事観の話もしました。 リンク先から、鼎談の要旨と動画(30分程度)をご覧頂けます。 最近読んだ本から: ●働く女子と罪悪感 「こうあるべき」から離れたら、もっと仕事は楽しくなる 読書録:https://www.cocomichi.club/entry/2022/05/05 アマゾン:https://amzn.to/3sonyT8 女性総合職の方々におすすめ。本当は男性にも読んで頂きたい。 ●佐久間宣行のずるい仕事術 -僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた 読書録:https://www.cocomichi.club/entry/2022/05/07 アマゾン:https://amzn.to/3sont1M
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プログラム概要・基礎コース日程等 https://www.thecoaches.co.jp/coaching/index.html ◆今日の写真は、前職でのバングラデシュ出張の車窓から。リキシャを漕ぐ人たちの中には、とても生き生きと漕いでいる人もいました。いろんな国に行く度に、仕事って何だろう、生きるって何だろう、幸せって何だろう、とよく考えていました。 ◆ここみち便りは著作物です。ご友人・ご家族・ご同僚・知人の方等への転送は歓迎ですので、その際はメール丸ごとの形で転送してください。出元を明らかにしない形での一部または全部のコピー・転載はなさらないようお願い致します。 ◆新規のご登録:新規登録 ◆前回までのお便り: アーカイブ ◆配信が不要な場合のお手続: 配信停止 ◆登録メールアドレスのご変更: 登録情報変更
畑中 景子
国際コーチ連盟認定プロフェッショナル・コーチ(PCC) 米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC、https://www.thecoaches.co.jp) ザ・リーダーシップ・サークル認定プラクティショナー(TLCCP、https://leadershipcircle.com/ja/home/) ビガーゲーム認定トレーナー(https://www.biggergame-japan.com) web:https://coaching.cocomichi.club(面白く生きる!) blog:https://www.cocomichi.club (ここみち読書録) https://note.cocomichi.club (ここみちノート) podcast:https://anchor.fm/dokuritsugonoreal/(独立後のリアル) Twitter:https://twitter.com/keikotrottolina LinkedIn:https://www.linkedin.com/in/keiko/