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COPILOT Newsletter [May 2022]

このNewsletterは月に1回程度、コパイロツトの最新情報、ミーティング活用クラウドサービス「SuperGoodMeetings」や、このサービスの基本設計にも使われているプロジェクト推進メソッド「Project Sprint」に関する情報、プロジェクト推進のお役立ちTipsなどをお知らせしています。

コパイロツトではProject Sprint Questという、プロジェクトを推進するための実践的な方法論やプロジェクトチームのあり方を研究するコミュニティを運営しています。その中に、プロジェクトの原理原則を学術研究に基づいてわかりやすく整理し、実践者および研究者がともに探究できる基盤をつくることを目的とした「エクスパンシブ」という領域があるのですが、そのメンバーである八木から先日「unFixモデル」というものを紹介されました。

unFixモデルは2022年1月に発表されたばかりの、固有のビジネスが持つユーザーへの提供価値とプロジェクトの構造を可視化する仕組みです。
PMBOK 7thでも言及があるように、プロジェクトの活動を整理するときにもっとも重要なのは「どんな価値(バリュー)を、誰に届けようとしているか」を明確にすることです。unFixモデル、チームトポロジー、バリューストリームマップなどはどれも、ビジネスやサービスがユーザーにどんな価値を届けようとしているかを可視化する仕組み・考え方で、私たちはこれらに注目しています。

unFixモデルでは、ユーザーに届ける価値は何なのか、またその活動に参加するのは誰なのかを示したものを「Value Stream Crew」と呼んでいます。この仕組みを使って整理していくと、個別の活動がどんな提供価値に紐づいているのかを問い直すことができます。たとえ成果にわかりやすく結びついていないように見える活動であっても、サービスやプロジェクト全体の価値を提供するためであることが明確になれば、参加しているメンバーはより活動しやすくなるでしょう。

私たちの提供しているSuperGoodMeetingsにも「トラック」と呼ばれる機能があります。「トラック」はプロジェクトにおける活動を分割し、各活動ごとのマイルストーンを可視化するために作られたものです。トラック上に表現されるマイルストーンはプロジェクトのフェーズによって表現される内容が変わります。中間の目的・目標を表現する時期もあれば、具体的なアクティビティとしてガントチャートやタスクの締め切りを表現する時期もあり、状況により変化させる必要があるため、「トラック」の設定や更新は想定よりも難しいものだと感じていました。
それは何故なのかをずっと考えていたのですが、提供価値の整理が不在なまま、既存の組織図や制作物に寄る形でマイルストーンを表現しようとしていたからではないかと思い至りました。そしてもっと多くの人が上手くトラックを整理できるようになるためには、unFixモデルの「Value Stream Crew」の考え方を利用すると良いのではないかと考えています。

プロジェクト立ち上げ期に、個別の活動が十分に機能できる状態にトラックを整理できたら、プロジェクトの進みが良くなる。それはそのプロジェクトが、どの価値を届けるために存在しているのかを特定できているからです。逆をいえば、どんな価値をデリバリーしているか、それを特定できておらず、可視化もできていないのであれば、繰り返しその特定を試みたほうがいい。マイルストーン作成のポイントは、プロジェクトのゴールに至るためにどのような価値提供が必要なのか、分解して考えることです。

「そうは言っても、すぐにはできないよ……」そんな声も聞こえてきます。
私からの一つの提案として、まずは今ある組織図や制作物リストを少し横において、ユーザーへ届けるべき価値に着目し、それに基づいてチームを図示してみるのはどうでしょうか。unFixモデルはその思考の整理を手伝ってくれると思います。コパイロツトの社内でも各チームにUnFixモデルで整理しなおしてみるよう提案してみたところ、プロジェクトを進めるために足りない活動が見つかったり、プロジェクトそのものの目的やゴールを捉えなおす良い時間になっているようです。
――Motoi Sadakane

✍🏻 Update


「会社の財産」となるブランド構築を目指す、最適なパートナーを選ぶには?
クライアントと共に新規事業プロジェクトに取り組む、「3社協働チーム」の役割分担とメリット[パートナー座談会]- COPILOT BLOG

コパイロツトではクライアントのプロジェクトを推進していくにあたり、さまざまなパートナー企業とチームを組むことがあります。

今回は、これまで協働チームで支援してきたプロジェクトの中から、リンナイ株式会社様でご一緒した事例をピックアップ。主要なプロジェクトメンバー(スタジオディテイルズ・ビーズアンドハニー・コパイロツト)による座談会を実施しました。

なぜ3社でプロジェクトチームを組むことになったのか、また具体的にどのような役割分担を行い、プロジェクトを進めていったのかを振り返りました。
 

💌 Information


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