暑い天候のなか決勝が始まる。オーバーテイクポイントが少ない鈴鹿サーキットで、どうにか12番手から順位を上げるためにドライブしていたロニーは、前半のスティントでなんとか2つポジションを上げた。23号車と接近して走るライバル勢をアンダーカットするため、ロニーは20周目の早いタイミングでピットストップを行う。しかしここで予期せぬ事態が起こる。ドライバー交代時のシートベルト装着がスムーズにできなかったためにピット作業時間を大きくロスしてしまい、12番手で松田選手はレースに戻った。その後10位まで順位をあげた23号車の松田選手は、このロスをどうにか挽回しなければと攻めの走りを続けていたところ、GT300車両と接触してしまう。この接触により、23号車にドライブスルーペナルティが課せられ、12位に後退し、そのままチェッカーを受けノーポイントでレースを終えた。
ロニークインタレッリ:
「鈴鹿戦をノーポイントで終えたことは非常に残念です。次戦まで少し時間が空くので、シーズン前半で何が悪かったのかを分析し、富士スピードウェイでは速さを見せられる完全な状態でレースに臨めるように、チーム全体で取り組みたいと思います。もうミスは許されません。改めて、今回も温かく見守ってくれて、そして熱い応援をしてくれたファンの皆様、本当にありがとうございました。」
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