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クルミドコーヒー影山さんの愚痴

今日はポジティブなことを
書いていこうと思うのですが、

そのまえにちょっと、
こちらの愚痴ツイートを読んで
もらえると理解が深まると思ってます。

(いきなり矛盾^^;)

https://twitter.com/tkage/status/1546808770160107522?s=20&t=XcFPC-_KNmSssM64D5j1Dw
(クルミドコーヒー、影山さんのTwitterアカウントです)


要点だけ話すと、

ていねいな手仕事でカフェを
経営してきたけれど、もう限界です。
スタバとコメダだけでいいじゃない。

という話から、

でも最後までもがいてみせるよ
という話に移り、

最後は著作「ゆっくり、いそげ」で
書いたように、

極端に大きなものか、
極端に小さなものしか残らない。

と流れはつづき、
最後には

「あなたのまわりにある、温度感のあるもの、手ざわり感のあるもの、大切にしたいものを、大切にしてください」

と続きます。

少し離れたところからの
ツイートでは、

食券にして、セルフにして、
レンチンして年中パフェ出して、
夜にアルコール出せば儲かる。

ビジネスにはなるけれど、
そうまでして続けたいと思わない。

というつぶやきも見られます。




色々と考えさせられることが
多いツイートなのだけど、

今回私がフューチャーしたいなと
思ったのは、最後の一文です。

「そうまでして、続けたいと思わない」


今日はここをテーマに、
個人起業家の世界を見ていきたいと
思っています。

きっと、
多いんじゃないかと思うんです。


合理化・効率化。

利益の最大化を目指して
ビジネスをするために起業した、

という人が少ないのが、
個人起業家界隈の世界だと私は
感じているから。

ビジネスとはいわば職人芸で、
利益をつくるための職人です。

マーケティングも近しいところが
あると思っていて、

要は「可視化と最適化」を
定量的にとことん追求するのが
マーケティングだと思っているんです。

目的を「利益」にしっかりと
見据えないと取り組み続けるのも
けっこう大変だったりします。

逆に、目的(ここでの利益)に
無心に取り組めるか、

もしくは稼ぐことが好きな人・
夢中になってる人には起業初期で
とても有利だと思います。

でもそうじゃないのが
個人起業家であり、

それはけっこう愛すべきこと
なんじゃないかなーと思ってます。


もし私が

「極端に大きなものか、小さなもの、
どちらを目指す?」

と問われれば、間違いなく後者です。





で、ちょっと話はそれるようだけど、
転生もののファンタジーアニメの話を
少しだけさせてほしい(笑)

多くは2週目の人生をスタートさせたり
現代より文化が劣る異世界で注目を集め
たりするのが趣旨のストーリー展開。

根幹にあるのが、
「圧倒的な有利性」なんですよね。

転生にかぎらずだけど、

・先天的に才能がある状態
・後天的に能力を高めた状態

で多くの主人公たちは第1話目を
スタートさせることが多い。


でもこれは個人起業家でも
同じことが言えると思っていて、

なぜなら
超・ニッチ(隙間)なニーズに対して、

マニアックに高めた知識・スキルで収益
を上げるのが個人起業家だから。

超・ニッチだから、
物語の主人公級の活躍も期待できる。


さっきの影山さんの話を引用
するのであれば、

極端に小さいことに本来は魅力が
あるはずの働き方なんですよね、
個人起業家って。

それが色々とねじれて、
第三者からは不審に思われてしまう
のが本当にネックなのだけど……。


今日はここから、

ねじれることなく、
個人起業家の小さき世界で、

温度感や手ざわり感のもてる、
大切な価値観を届けていくための
ビジネスはどうつくると良いか?

みたいなことを、
論じていきたいなと思っています。
 
何度も廃業に追い込まれるワケ

自分でいうのもなんですが、
私は何度も「こりゃ廃業するなー…」
と思いながらここまできました。

先月とかも、

「来年はもうムリかなー。
しかも年齢40歳とか、履歴書上の
ステータスもヤバすぎるww」

みたいになってました^^;


こんな言い方をしたら失礼と
思うんだけど、

個人起業家の世界だと似たような
感じの人も多いんじゃないかと思ってます。

それは、ある見方をすれば
「ビジネスが下手」ってことだけど、

べつの見方をすれば
「そうまでして続けたいとは、思わない」

ってことなんじゃないかと。

(影山さんのツイートをここで引用
するのも非常に恐縮ですが。。)


たとえばこれを
難しめに表現するのであれば、

商品の訴求メッセージとLTVの
設計、そして集客の入口設計、

だけをやっちゃえば、
あとはやることやれば売上は
上限までは伸びていくわけです。

ここでの上限とは、
個人で役務提供できるキャパの
ことを指しています。

やることやればっていうのは、
マーケティング「可視化と最適化」
をとことんやって、

あとは母数を増やすべく
集客活動を継続的におこなえば、
ってことになるかなと思います。


ただ怖いのが「最適化」なんですよね。

定量的に最適化だけ進めると、

集めちゃいけないお客さんを
集めてしまったり、

進んじゃいけないマーケットに
足を踏み入れてしまったり……。

なので、その軌道修正として
ある種の「ブランディング」を行う
ことになるかなと思うのですが、

個人起業家にありがちなのが、
ブランディングにブランディングを
重ねて、いつまでも「売らない」状況。


起業したのに、売らないんかーい!

って思うかもしれないですが、
じつは私もその傾向強めだったりします。

コンセプトを決めて、
ビジネス的な土台をかためて

「あとは走るだけ!やりきるだけ!」
って最初はなるんだけど、

ある程度の手応えが見えてくると、

「この先って、きっとこうだよね?」
「その世界で限界まで働いて稼ぐ?」
「うう……、ちょっとセーブしよ。。」

みたいな(笑)

市場規模の問題もあるけれど、
この業界で億越えプレーヤーが
生まれにくいのって、

こういう壁(メンタルブロック)を
越えないからだろうなって思うんです。


みんな、べつにビジネスの職人に
なりたいわけじゃないから、

そこまでして壁は越えたくない、
みたいな感覚というか。

その壁の配置によって、
年商1万円~1000万円が決まる
みたいなことってあると思います。




その打開策として、

ちょっとだけ経営とかブランドの
話をしてみたいって思うんです。
 
一度、こだわりを捨ててみる

書く仕事というと、
どうしても「ライター」の業務を
浮かべる人も多いと思います。

でもじつはもっと可能性があるのが
書き仕事の本質だったりします。

「会社を、組織を編集する」
「法人の声を編集する」
「ブランドを編集する」

みたいに表現することも多く、
だけど抽象的でわかりにくい(笑)


もう少しイメージしやすくすると、

デザイナーの方ってよく
ブランディングまでかかわることが
多いなって思いませんか?

それって、

ロゴとかWebサイトっていう、
会社の「顔」をつくることが多いから
だと思ってます。


これを書き仕事にすると、
「コピーライティング」が該当します。

このメルマガの読者さんだと、
LPのセールスライティングとかを
イメージするかもですが、

そっちじゃなく、
「そうだ 京都、行こう」

とかをつくるほうです。


「今度、新サービスを打ち出したいんだよねー」

と知り合いの
個人起業家さんが話していたら

「じゃあ、コピー作ってみない?手伝うよ!」
って言ってみてください。

いきなり上流から
かかわることができると思いますし、

ダイナミックな「編集」と「文章」を
仕事にできると思います。




一方で、ちょっとだけ
難しさも感じると思います。

なぜなら個人起業家の多くは、

自分自身のアイデンティティで
勝負している人が多いから。




すると何が起きるかというと、

キャンペーンのコピーや
プロモーションの大枠には
かかわることができるけど、

日々のSNS発信やブログ発信、
までにはかかわることができず、

「法人格の声をつくる」
「ブランドを編集する」

には介入ができなくなります。

その人自身の声を操作する、
その人の見せ方を操作する、

みたいな、
10代のインフルエンサーを事務所が
ブランディングするみたいな感覚に
なってしまうからです。

当然、編集する側も遠慮するし、
編集される側も抵抗する。


これが、「個人」起業家、なんです。




この視点を少し変えてみると、

要は「編集」される対象が
「自分」という個人でなければ、

一定の壁(メンタルブロック)は
越えていけるんじゃないか、

と考えています。




これは本当に意識の問題で、

仮に協会とか社団法人とか
株式会社にしてみても、

代表の意識が「個人」のままだと
編集の介入は本人に委ねる形になります。

でも仮に実態が個人だとしても、
意識が「法人」ならば編集が介入する
ことができるんです。


つまり、参加者を増やせる。

売れば売るほど自分が忙しくなる。
だからこれ以上は売りたくない、

みたいな状況は抜け出せるわけです。




すごくわかりにくい例えをすると、

意識が「個人」だと、
Google Documentに100人を招待
しても「閲覧のみ」の状態。

意識が「法人」だと、
「編集者」の権限を持つ100人が
集まってる感じになる。

100人の力を借りられる。。。


……わかりにくい!!(笑)




本当に、いつもわかりにくい
メルマガですみません。

この媒体だけは思うがままに
書いているので(笑)


やや強引にまとめると、

第一段階の
「そうまでして、続けたいと思わない」

の多くは

「自分が大変になりたくない」
ってだけかもしれないので、

そこは「法人の声」を編集する
体制を検討してみては、ということ。


そして第二段階の
「そうまでして、続けたいと思わない」

は、自分の信念やポリシーを
貫きたいけれど、市場がもたない
みたいな状況だと思います。

(売りたいものを売りたい、ではなく)
(売れるんだけど市場がもたない状態)

クルミドコーヒーの影山さんも、
ここまで社会に余裕がなくなると
合理化・効率化には勝てないのか…

みたいな葛藤なんだと想像します。
(※本当にただの私の解釈です m _ _m )


またツイートの
引用になってしまいますが、

影山さんの下記のコメントからも
その葛藤が窺えます。


-----
住宅分野の建築、宿泊業、洋食店、さらにはケーキ屋、デザイン、音楽、出版業…。いたるところで同じようなことが起こってるんですね。それが資本主義の、この間の政治の行き着く先なんだとすると、それがぼくらの望んだ未来だったんでしょうか…
https://twitter.com/tkage/status/1547228893849202688?s=20&t=yHYUPnPGVl714WH6o8PiWA

-----
これは単店の話じゃない。まちの単位で、建設会社や宿泊業や洋食店も含めて、いかし合う経済をどうつくれるか。そして政治がいかにそれを理解し、サポートするか。<私・共・公>のトータルデザイン。

でも、まちの政治・行政が実際にやってることは、駅前ビルを再開発して大手チェーンの店ばかりを誘致することなんだからあきれる
これだけ国分寺のことを考えて動いているけど、14年間、国分寺から何か助けてもらえたことなんてほとんどない。利用されることはあるけど
https://twitter.com/tkage/status/1547362310574186496?s=20&t=yHYUPnPGVl714WH6o8PiWA


本当に愚痴だらけなんだけど、
でも本音なんだろうなと、

その苦しみが伝わってくるようです。


ぜんぜん結論にはなっていないけど、

もし第二段階の
「そうまでして、続けたいと思わない」

の状況を突破していくには、

まずは個人起業家が第一段階の
「そうまでして、続けたいと思わない」

をクリアして、

第二段階の課題に取り組む
母数を増やすのもひとつなのかも
しれないな……

ってふと思ったんですよね。

これが、このメルマガを書こうと
思った最初の動機というか。




本当に私事ですが、
「売れていく土台づくり」

までは楽しいし、好きなんですよ。


2020年に株式会社ソレナとして
始めたライティング事業も、

・訴求メッセージ
・営業の入口設計

までは構築できたんですけど、
LTV設計がちょっと弱くて、

頑張れば売上つくれるけど、
この方向に進んだらちょっと
あとからキツイなー!

ってなってて、

先月ぐらいからもともと構想
していたLTVの向上施策に取り組み
初めて、今月種まきしてる感じです。

でも何度も
「この方向で進んだらどうなる?」
をシミュレーションし続けてます。

クライアント数が100社とかに
なっても、やり切れるのか?って。

贅沢ですけど、
ここを考え抜かないとどっかで
怖くなりアクセルが緩みそうで。


で、今回こそは第一段階の
「そうまでして、続けたいと思わない」

を突破したいと思ってます。

売れたら忙しくなるからヤダ、
というメンタルブロック突破が目標。


ちゃんと第二段階まで進まないと、
極端に小さく、だけど愛すべき仕事を
語る資格をいよいよ得られないなと。

そんなふうに思う今日この頃です。




今回のメルマガタイトルは、
「2022年、下半期の駆け抜け方について少々」

だったので、
そこと結びつけるのであれば、


「法人格の意識で、伸ばせるところまで
事業を伸ばしていきましょうか…!」

ってところです。雑ですね^^;


もし、
伸ばせるところまでっていうけど
1つを売るのも大変なんですが……

っていう場合には、
また1万円の個別メニュー販売を
そろそろ再開したいと思っているので、

そちらでご相談いただければと思います!


それでは今日はこの辺で。

いつも長文のメルマガにお付き合い
くださり、ありがとうございます!


 
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