「東京五輪は呪われている」という東京都庁関係者だったかの言葉が今朝のニュースで引用されていましたが、小山田圭吾さんという方のトラブルはこれまでの中でも相当酷く、笑うに笑えません。いじめというのは相手の人生を変えてしまう行為であるため、そもそも後から反省しさえすればそれでチャラというたぐいの話ではなく、その一点をもってしても彼は起用されるべきではなかったですし、辞任は当然です。

話が公になるまで反省していた痕跡がネット上で確認できず、一方でそれを嬉々として披露していたという情報はしっかり残り、にも関わらず組織委は知らなかったと主張するという、どこから突っ込んだらいいのか分からないほど問題だらけですが、一番の問題は（知らなかったという言葉を信用すれば）ろくなバックグラウンドチェックもなく起用されたという事実でしょう。反省、更生の機会があるべきという主張はもちろん当然ですが、彼の場合は少なくともいじめや障害のある方々に関わる場面であるべきではないはずです。