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先日、いつも訪れているカフェでのんびりしていると、
少し離れたところにあるテーブルに座っている人たちが何やらボードゲームのようなもので遊んでいる様子が目にとまりました。

それを見て、オランダ人のパートナーが
「バックギャモンをしているね。今度僕たちもやろう！」
と嬉しそうに言ってきました。

オランダでは大人も子どももカードゲームやボードゲームで遊ぶのが大好き。
カフェにはたくさんのゲームが置いてあることがよくあるし、
ピクニックに行ったら「今日はこのゲームをやろう」とカードゲームを持ってきている人がいることもありました。

「わたしはバックギャモン、やったことないけど、やってみよう！」

ということで、早速翌々日、別のカフェでのんびりしているときに
スマートフォンのアプリでバッグギャモンをやってみることになりました。


まずはルールを教えてもらいながらやってみて、その後何度かプレイするも、
ちっとも勝つことができません。

「初めてだけど、せめて一回くらいは勝ちたい！何かコツを掴みたい！」と
さらに何度もやってみるも、やっぱり勝つことができません。
（よくつきあってくれたなあと思います笑）

久しぶりに感じる「悔しい！」という感覚や「勝ちたい！」という感覚を
味わいながら、すっかり暗くなった夜道を二人歩いて帰ってきました。

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わたしたちの中には「競争や戦いで勝ちたい」という欲求があります。

それは誰しもが持っているものであり、生物として生き延びるために必要な本能からくる、自然な欲求です。

しかし大人になっていく過程で、競争心や勝ちたいという欲求がときに
人間関係を悪くしてしまうということなどを経験し、
勝ちたいという欲求を思いっきり発揮したり表現をしたりする機会はだんだんと少なくなっていきます。


それでも欲求はなくなるわけではないので、どこかで滲み出てきたり、
あるとき突然、怒りや不満と言った表現の形で人にぶつけるということが起こります。

競争心や勝ちたいという欲求を押さえつけているということに
自分でも気づかないままでいると、何かの形で爆発してしまうのです。


「競争や戦いで勝ちたい」という欲求は自然なもの。
でもそれを日常生活や仕事の中でたくさん出してしまうと上手くいかないこともある。
（もちろん、その欲求がパワーになるということもあります）

ではどうしたらいいのでしょうか？


大切なのは「活躍の場所をつくってあげる」ということです。


たとえばゲームをするときに思いっきり勝ち負けにこだわってみる。
大人気ないなんて思わずに、「勝ちたい！」とか、「負けて悔しい！」と素直に表現してみる。

そうすることで、わたしたちの中に根源的にある欲求はちゃんと居場所・活躍の場所を得ることができて
他の場所で突然爆発する必要がなくなります。


「競争や戦いで勝ちたい」という欲求だけではありません。
わたしたちは知らず知らずのうちに本来持っている様々な欲求にフタをして毎日を過ごしています。

あなたはどんな欲求にフタをしているでしょうか？
その欲求に活躍の場所を見つけてあげるとすると、どんな場所が見つかりそうでしょうか？

普段は表に出さない欲求や感情にこそ、
ぜひ、安心して思いっきり表現ができる居場所をつくってあげてください。

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●9月から12月の取り組みのお知らせ

9月から12月は「コーチ・対話者としての自分を深める」と「組織づくり・組織と対話」の二つのテーマについてそれぞれ共同探究会を開催いたします。

①【CO-INQUIRY for Team Empowerment】組織づくりに向き合う人のための共同探究会：9/18,10/16,11/13,12/11の全4回（全て土 19:15-20:45）

詳細・お申し込みはこちら

②【CO-INQUIRY for Authentic Professional】対話者としての自分を深める・さまざまな自己を統合する：9/11,9/25,10/9,11/6,11/20,12/4の全6回（全て土 19:15-20:45）

詳細・お申し込みはこちら

＊②優先案内の受け取りをご希望された方からのお申し込みで満席となる可能性があります。追加募集を行う際はまたメールマガジン等にてご案内いたします。
＊すでにお申し込み（エントリー）をいただいた方には今週中頃までにはご参加に関するご案内をお送りいたします。

●セッションについてのお知らせ
7月31日（土）から9月5日（日）まではセッションはおやすみとさせていただきます。
その関係で、9月の前半は予定が埋まってきております。セッション等ご希望の日時がありましたら早めにお知らせください。

●最近公開した記事についてのお知らせ
・「ちょっとしたチャレンジ」を「習慣」として定着させるために知っておきたい人間のメカニズム
・ギリシャの島時間を楽しむためにあるといいもの10
島の写真も掲載しています。ギリシャの島の雰囲気を楽しんでいただけると嬉しいです！