「JBの歴史を深堀りしよう!」という今回のテーマに伴い、IJBC参加経験、TEA(日本JB発祥の国際プログラム)の立ち上げについての話をして欲しい。と、光栄にも私に声がかかり、今回初めてウェビナーに参加する事となりました。 大学を卒業して以来、CISVには深く関わることはなかったのですが、今回約10年ぶりにCISVを振り返る機会を頂き感謝しています。 TEAを企画・開催した時を振り返ってみると、その当時は「日本のJBを変えるんだ!!」という使命を感じて、がむしゃらに奮起していた記憶があります。 その使命みたいなものは、過去のJBが同じように持っていて、その想いを形にして、JBの歴史を切り開いてくれたことが今回のウェビナーを通して知り、鳥肌が立ちました。 それぞれの世代のJBが、その世代に得た気付きを軸に、自分たちができる最大限の努力と周囲の協力の元、アクションを起こし、それが形になって続いている。 そんなJB活動に関わることができて、更に誇らしく思いました。 また、ウェビナーに参加する直前に、偶然にも一緒にTEAを作った当時の中国のNJRジョシュアから「TEAは2011年から今までずっと続いてるってレポートをみたよ!!信じられる!?」と連絡が来ていました。 今のJBが、当時の想いや意味を汲み取り、ずっと継続してくれていることもまた、非常に感銘を受けました。 過去のJBが大切にしてきたことは、しっかりと引き継がれています。 これから未来のために、今のJBにとっては取捨選択が必要な時だとは思いますが、またそれも新しいJBの歴史の1ページを築いていくと考えると、楽しみでしかたがないです。 最後に、時代に合わせたこのウェビナーという企画を立ち上げ、全力を注いでいただいている皆様に感謝いたします。 これからのCISVの発展を願って・・・☆彡
CISVJourney第II部全4回を7月に終えてやっとほっとしています。昨年秋、私が知るCISV1970年代半ばから2000年頃までの時代や出来事を話すというご依頼がありました。長年実活動から離れているため、私に何ができる?という思いでした。ところが不思議なことに記憶を口に出してゆく毎、過去のことが思い出され、又その当時何を思っていたかも甦るものなのですね。 第2部ではCISV各プログラムを通して、それが提案された時代背景、動機から掘り起こして今に至るまでを見て来ました。 そのプログラムの項では、あえてVillageの特集をしませんでした。Villageは1951年ドリス・アレン博士が始められた特別な、いつの時代でも子ども達の11才という成長過程のほんの一瞬をとらえたプログラムです。Journey第1部では、プログラムはVillageのことが語られました。第2部インタビュイーの発言の底で流れるのはVillageの経験でした。「Youth Meetingに参加、Step up参加者の私はVillageへ行った経験がある。」そのかすかに見えるVillage経験をそのまま残し、そこから見えてくる「Village プログラム」を大切にすることにしました。そこであえて第2部ではVillageは取り上げないとした訳なのです。 将来いつの日かVillageの魅力をありとあらゆる方向から議題にし、語り尽くして頂きたいと思います。2時間や3時間では語りきれない事柄や個人の、それぞれ熱い想いがあると思うからです。 CISVは大きな変革へ向かっているとうかがいました。既にこの20年で世界的にも大きな出来事(2001,2011)を経て、安心できる教育的なプログラムを提供できる団体に変化して行っていると感心していましたが、更なる方向に向かっているようです。その一環、プログラムの見直しで、IC、IPPなど撤退とのことです。決定はしてしまったけれど、どうしてもその価値や意義があると思い、消滅することに「反対」し、形は違えてもプログラム再実行したい、という声も直接聞きました。CISVの歴史でも、変化を求める風があって、行きつく所まで行くとその揺り戻しがあり、皆の良識的マイルドな線に納まる、ということが繰り返されているように思います。そのようなことはどこの社会でも同様と思いますが、何故かCISVの良識を心底信じている自分を感じています。 JBの項はやっと繋がった思いがしました。 全ての大人の思いは「あなた方の貴重な体験を生かして大いに羽ばたいてくださいね。それからそれを繋げて行くのですよ」ということに尽きるでしょう。時代時代のJBはそれをしてきました。今後どうなるのでしょう。期待するばかりです。 私はこのコロナの状況下、実行委員会の皆さまとJourney第2部計4回を一緒に創り上げることが出来て大変幸せでした。実際に関わった方々の生の声を集めてそこから出て来る事実を見せたいという思いは初めからでしたが、だんだんにご覧の形になって行きました。実行委員達(実際は3名乃至4名)の実にフレキシブルというか、いつまででも変更可能、最善を尽くす、そしてリラックスして事に当たる態度に本当に感嘆しました。この半年以上、週平均2.3回の会合、材料集め、動画収録、原稿推敲、実際の読み合わせなどを経て毎回出来上がって行きました。いわく部活だそうです。Special Thanksはぜひとも載せたかったのですが丁寧な形で実現してくださいました。9月からの第3部も期待しています。 全てのご協力くださった皆々様に感謝です。ありがとうございました。
CISVでは、キャンプに参加者するキッズ/ユース(※子どもたちのことで参加プログラムによって呼び名が異なる)のチームビルディングや様々な準備を行うために、キャンプ前に実施される「集合教育」に参加することが必要になります。関西支部では8月の国内キャンプに向けて、6月20日(日)に第1回集合教育をオンラインで、7月11日(日)に第2回集合教育を対面で実施しました。国際キャンプへの夏派遣が2年連続で中止となり、集合教育もしばらく実施されていませんでしたが、国内キャンプのおかげで再び集合教育を実施できることができ、大変ありがたく思います。 第1回集合教育は、オンラインで実施しました。キャンプに参加するキッズ/ユースをサポートする役割であるリーダーの皆さんと、リーダーがより良いサポートができるように教育するLTC委員会の皆さんが、オンラインでも楽しめるアクティビティを企画してくださり、画面越しではありますがキッズ/ユースの皆さんの笑顔を見ることができました。 第2回集合教育は、関西は緊急事態宣言下ではありませんでしたので、感染対策に注意を払いつつ対面で開催しました。感染対策にも留意したアクティビティを企画してくれたリーダーとJB(※CISVプログラムに参加経験のあるOB/OGの総称)の皆さんも、久しぶりに対面でのアクティビティができることを、とても楽しんでくれているようでした。また、キッズ/ユースの皆さんは、第1回集合教育の時にオンラインで顔合わせはしたとはいえ、今回が同じチームメンバーと直接会う初めての機会でしたが、アクティビティの前と後では表情がまったく違って見えました。国内キャンプ自体は感染拡大のためにオンラインになりましたが、対面で集合教育を行えたことは意味があったと感じています。 今後もコロナによる影響はしばらく続くかと思われますので、オンラインとオフラインのそれぞれの長所を活用する集合教育の新しいカタチを模索していくことが求められるように感じました。