決勝がスタートし、クインタレッリは1コーナーで1つ順位を上げ11位になる。そして6周目にピットインをし、エンジン交換による5秒間のピットストップペナルティを消化し最後尾でレースに復帰する。最後尾となってしまったロニーは、ギャップを縮めるために可能なかぎり攻め続けた。ピットインをし、松田選手にドライバー交換をするころには、前を走るライバル勢とかなり接近していたため、23号車はポイント獲得圏内に順位を上げるチャンスが出てきた。数周後、セーフティカー導入や他車両のリタイアにより、23号車は8位まで順位を上げることに成功。そして残り2周、松田選手は驚異的なドライビングによって前車をオーバーテイク、7位に浮上しチェッカーを受けた。ペナルティーにより最後尾で始まったレースは、当初の予想よりポジティブな展開になり、23号車は貴重なポイントを獲得した。
ロニー クインタレッリ:
「次の10月のオートポリス戦で表彰台を目指すため、今日の7位はとても重要な結果でした。くりかえしになりますが、チームスタッフは最高の仕事をしてくれました。その結果、チャンピオンシップのことを考えると極めて重要なモチベーションを得ることができました。オートポリスがあるエリアは素晴らしく、過去には忘れられないような最高の思い出がたくさんあります。チームのメンバー全員、オートポリスのサーキットに足を踏み入れるのが待ちきれません。ファンの皆さんには、いつも熱い応援をしていただき感謝しています。次戦、皆さんに喜んでもらえるようにベストを尽くします。引き続き応援お願いします。」
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