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これから期待できる起業のカタチ
2ヶ月ぶりぐらいの
メルマガになるでしょうか。

2月、3月と怒涛の日々を送り、
久しぶりに徹夜をする日もあった大崎です。

新年度を迎えて、
うちの子も小学校にあがったりと、

プライベート面でも
いろいろと変化がありました。

お仕事もいったん落ち着き、
あらためて今年度の動きを整理しつつ、

最近の気づきもいろいろあったので
それらを語っていきたいな~と思い、
メルマガの筆をとりました。



突然ですが、
こんな話って聞いたこと
ありますか?

個人起業家だと、
年商1000万円のラインが
一番大変って話や、

法人向けのスモールビジネスだと
年商4000万円のラインが一番
苦労する……って話です。


あと、個人起業家向けに
こんな話をしている人もいました。

「年商2000万円のビジネスをつくるのは大変だけど、年商が1000万円の事業を2つを運営するのは簡単だ」

スモールビジネスの方面だと、
年商10億円のビジネスは誰にでも
できることじゃないけど、

年商1億円のマイクロ企業を
10社立ち上げるならだれでもできる。




何が言いたいのかというと、
どんなカタチであっても、

一定のラインを超えるとある種の
難しさが生まれることは普遍的な課題
なんだなということです。

ただ、見方を変えればこんなことも
言えるんじゃないかと思っています。


「年商300万円のビジネスを4~5本作ることなら、ほんとに誰でもできるんじゃないか?」




たとえばですけど、

個人起業家として1本30万円の
バックエンドを年間で10本売り、

フリーランスで1回5万円の受注を
月に6本請け負い、

セラピストの方と業務委託を結び、
平均して1日1万円の売上を毎月あげ、

お教室ビジネスとして講師を募り、
月1万円の月謝で生徒を30人集め、

法人契約で
1回50万円~100万円の案件を、
年間で3~6本獲得する……

みたいな感じですかね。


1~2個は自分自身も稼働する見込みで
算段をたてましたが、

自分は経営に集中して
マネジメントだけをやってもいい。

こういう感じで年商1500万円なら、
ほとんどストレスなく進めることが
できるんじゃないかってふと思ったんです。




なんでそんなややこしいことを
やろうとするの(笑)

って感じる人もたくさんいるとは
思うのだけど、

ストレスフリーでこれだけの
事業を並行して進められたらけっこう
楽しいんじゃないかって思うんです。


なんというか……

いまって「風の時代」っていう表現
がされていると思うんです。

そう考えると、
こういうスタイルもアリなのではと
思うのですが、どうでしょうか。


結局、たとえば年商1000万円の壁って
何が大変なのかというと、

自分のキャパと、顧客との相性の
話だと私は思っています。

ちょうどそのぐらいの年商だと、
自分を比較的めいっぱいに稼働させ、

しかもある程度は「相性の良くない」
お客様も受けれなくちゃいけないライン
だと私は感じています。


でも年商300万円ぐらいだと、

どこまで経営やマネジメント側に重きを
置けるかにもよりますが、

自分はほどほどの稼働(週30時間ぐらい)
で働きつつ、お客様も相性の良い人たちを
選りすぐれるラインな気がしています。





このあたりは本当に仮説なので、

何かのタイミングで、
こういったテーマでだれかと
ディスカッションしたい(笑)


ひとつ言えるのは、
事業の成長を「どこまでにするか」は
けっこう大事な気がしています。


ただ、

ビジネスが好きな人や、
社会課題の解決に向けて本気の
起業家であれば


このかぎりではありません。


ちょっとそれについても補足したいと思います。
 
個人起業家の本質について

最初にちょっと余談なのですが、

現代において「起業家」というのは、
おもに「スタートアップ」を指します。


スタートアップとは、

資金調達を重ね、赤字を重ねながら、
一気に事業をスケールアップさせ、
IPO(上場)する起業のやり方です。


冒頭で、2月と3月がとにかく
忙しかったという話をしましたが、

じつはほぼ毎日、

スタートアップの起業家や投資家、
CVCをしている大企業の担当者の話を
記事にまとめていました。

じっさいに取材をして直接話を
聞く機会があり、非常に勉強になる日々を
送らせていただきました。


そのなかであらためて、

「起業家って、こういうことだよな」
と思ったんです。

要は、社会課題と真正面から向き合い、
命を燃やしながら事業作りと組織作りを進め、

大企業との協業や海外投資家の支援を
受けながら、一刻も早く世界中の一人ひとりを
本気で救おうとする人たち。

やっぱり、これが「起業家」です。
起業家とは、姿勢だよなと思ったんです。


だからこそ余計に思ったんです。

「個人起業家って、何なんだろう?」





話の流れからして、
これから個人起業家をディスる雰囲気が
出ていると思いますが、それは違います。

ただ、何かがちがうのは確か。


私のいまの結論は、
「運に左右される働き方だな」ってことです。





どういうことかというと、
個人起業家によく見られる傾向に

「私が感じている課題を解決したい」
というものがあります。

いったんここでは
「ミクロの課題」と表現しますね。

※反対はマクロ(=社会課題の解決)です


たとえば自分が、

英語が話せなくて苦労したから、
会社で働きすぎて苦労したから、
好きなことを見つけられず苦労したから、
お金で苦労したから、

などの、個人の悩み(ミクロの課題)を
解決するためにビジネスを始めようとする。

これが個人起業家の一歩目として
多い傾向があると感じています。


自分自身が深く悩んできたことだから
少なくともニッチ(狭い領域)での課題は
世の中にあるはず。

だけど、それがお金になるかどうかは
わからない。


顧客課題はフィットしてるけど、
解決策(ソリューション)がフィット
していないかもしれない。

解決策は必要とされているけれど、
ビジネスになるほどの市場規模がない。

市場風なものはあるのだけど、
どうにもお金を生み出せない領域で
ボランティアになってしまう。


ビジネスが好きな人や、
社会課題の解決に向けて本気の
起業家であれば、


ここでピボットができます。


わかりやすくいえば、
お金になる方向へと微調整をして
軌道修正ができる。


でも、個人起業家はそれができない。

「自分のやりたいやり方で世界を変えたい」から。





だから、ぶっちゃけ思うんです。

いま個人起業家の世界で
成功していると言われている人も、

この世界で起業コンサルを
名乗っている人たちでさえも、

「運がよかったんじゃないか」と。


たまたまやりたいことと、
マネタイズできるビジネスモデルが
偶然にも一致した。

ピボットの必要もなく、
スムーズにビジネス化の道へ
入ることができた。

だから、然るべき努力や行動が
できればある程度の成功はできてしまう。


言い換えれば、

「ほかの事業をさらに10,20興すことができるか?」

と質問したときに「できる」と
答えられる人は、

いま個人起業家で稼げている
人たちのなかでも1-2割程度なんじゃないかと。




私が「個人起業家は運だ」と話した
理由はまさにここで、

ビジネスができる・できないは
ほぼ関係ないような気がしています。

事業を始めたという意味では
起業家とも言えると思いますが、

きっとこのメルマガを読んでる人も
自分を「起業家」と括るのには違和感が
あるんじゃないでしょうか。


だからフリーランスと名乗るのだけど、
フリーランスは基本、企業からの請負で
成立するので多くの人に当てはまらない。

個人事業主っていうと渋いというか、
個人商店や業者のニュアンスが出てしまう。

適当な言葉がないから「個人起業家」と
名乗っているけど、

その本質は「起業家」ではない。

そしていまだ、そこに該当する
適切な「ことば」は生まれていないんですね。





比較的どうでもいい話でありつつ、
「ことば」はその人を定義するという
意味では、非常に重要なテーマです。

それでも今回の前半で話したような
「年商300万円のライン」であれば、

どの商材であってもいけなくはない。

ただ、個人起業家の世界で推奨される
「無形サービスの販売戦略」は通じない
可能性はけっこうある。


個人起業家の本質は、

自分が感じているミクロの課題を、
自分のやり方で解決したい人たち


だとすると、

本当に「運」に左右されてしまう
ことではあるのですが、


それでもミクロの視点で課題を
いくつも発見し、

それぞれにやりたいやり方を当てて
いけば、どれかはビジネス化の道が
あるかもしれない。

確率論です。

でもだからこそ「運」がテーマの
個人起業家です。




やりたいことでうまくビジネスに
できないともし悩んでいるなら、

やりたいことをもっとたくさん
見つけるってやり方のほうが、

なんとなく「風の時代」っぽいんじゃないかな、

と思ったりします。



「なんだ、今日のメルマガは!!」


って感じですが、

こういう見方、考え方もあるのか~
とライトに受け止めていただけましたら幸いです。



次回は何か、
有益なことが書けたらと思います。


不定期で販売している下記のメニュー、

=====
①メディア顧問サービス
→メディアを持つという選択肢を持ち、会いたい人に会い、自然なコネクションを作る方法です。

②SNS発信顧問サービス
→Twitterとnoteを使い、ビジネスの種をていねいに育てる方法です。

③ビジネス再構築サービス
→SNS集客、高単価商品に縛られた働き方を見直すためのセッションです。

④ブランドエディター養成コース
→企業広報支援を通して、企業のブランディングに貢献します。

⑤進路相談プラン
→①~④のどれがいまの自分に一番ピッタリかを見極めます。
=====


4月と5月に、

2~3人新規でお申込みいただける
枠をご用意できそうな気がしています!


あと、まだ構想なんですが、

BtoCの新規事業を始めようかとリサーチ
していたり、しっかりゲート管理させた
新しいカタチの、いまの時代にあった

とある支援のリリースも構想しています。

そんな話も次回、少しできたら。



それではまたお会いしましょう!

 
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