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新型コロナウイルス感染拡大がまだまだ治まりませんが、皆様お元気でお過ごしの事お祈りいたします。
 

 
さて、今回は子どもの「やめさせたい癖」についてお話をしたいと思います。
 
【様々な癖とその弊害】
 
お子様の歯が生え始めたら、歯磨きと歯医者さんを開始します。むし歯予防はもちろんですが、歯並びや顎の発達にも注意をむけます。そして、日頃なにげなく行われている癖や「子どもらしいしぐさ」の中には、歯並びや顎の発達に悪影響を及ぼすものがありますので、次のような癖やしぐさは、早めにやめさせてあげる必要があります。
 
指しゃぶり:歯を前に押してしまい出っ歯や開咬(奥歯を噛み合わせても前歯が噛み合わない)、受け口を招いてしまいます。乳児の指しゃぶりは成長の過程で必要な行為ですので心配はいりません。そして、保育園や幼稚園に通い始め、お友達と遊ぶようになり刺激が増えると自然になくなっていきます。しかしながら、小学校に上がるころにまで指しゃぶりが残ると問題です。3歳頃から様子を見て、頻度が減らないようであれば次第にやめる方向へ促していきましょう。指が肌荒れを起こしていたり吸いだこができるほど執着が強くやめられない場合は、小児歯科医に相談しましょう。
     

爪を噛む:爪や物を噛む癖があると歯が削れたり歯が前に出てしまうことがあります。また、歯の根の部分に負荷がかかり歯の根が短くなってしまうなど、歯と歯茎に悪影響が出ます。
 
唇を噛む・巻き込む:唇にあかぎれのような跡がつくこともあります。上唇を噛むと受け口に、下唇を噛む癖は上の前歯が前に出て、下の前歯が奥に引っ込んでしまい、両唇を巻き込むようだと歯並びがガタガタになる原因となりますので、よく観察してあげてください。
 

舌の癖:舌で前歯を押したりする癖があると、出っ歯や開咬を招いてしまうことがあります。赤ちゃんの頃は舌を突き出して物を飲み込みますが、歯が生えてくると舌を上の前歯の裏につけて物を飲み込むようになっていきます。ところが、この移行が上手くいかない場合があります。
 
口呼吸:口の中が乾き唾液の殺菌効果が得られなくなるために、むし歯や歯周病になりやすくなります。また、口がいつも開いていると唇の筋肉が弱り歯が前に出てきてしまいます。鼻呼吸が難しく口呼吸になってしまっている様子であれば、耳鼻科で診てもらうと良いでしょう。普段から、口を閉じさせるように気を付けておきます。
 
丸飲み:食べ物をよく噛まずに呑み込んでしまう癖があると、咀嚼による顎の骨の成長をうまく促すことができず、顎の発達や歯並びにも悪影響を及ぼします。また、唾液の分泌が充分に行われないため、むし歯や歯周病になりやすくなり、消化吸収も悪くなります。
 
片方だけで食べる癖:食べ物を、右か左のどちらかだけを使って噛むと、顎も筋肉の発達に偏りが出てしまいます。
 
歯ぎしり:顎の骨や口周りの筋肉に大きな負担をかけ、顎関節症(口が開きにくい・開かない、顎がカクカク鳴るなど)を招いたり、歯並びを乱したり歯がすり減ったりしてしまいます。10~20%の乳児で歯が生え始めると歯ぎしりをするといわれており、2歳半頃までの歯ぎしりのほとんどは成長の過程で必要な事であり問題ありません。しかし、歯のすり減りが激しい、歯並びが悪くなってきている、出血しているとなると問題ですので気を付けて観察してあげてください。また、3歳を超えても歯ぎしりが止まないようであれば、歯並びに影響が出る場合がありますので小児歯科医に相談することをお勧めします。
 
頬づえ・うつぶせ寝:顎に負担がかかり、顎や関節の発達に悪影響を及ぼします。また、噛み合わせの左右がずれてしまったり、歯並びが乱れてしまうこともあります。
 
【どのようにやめさせるのか】
 
「口呼吸」「丸飲み」「片方だけで食べる癖」「頬づえ」は、その都度やさしく声掛けをしてあげます。「うつぶせ寝」に関しては、気が付いたらそっと仰向けにしてあげましょう。

「歯ぎしり」に関しては、2歳半を過ぎた頃から癖になっていないか観察しておきます。言い聞かせてやめさせることは難しく、歯並びが関与していることもありますので、止まないようであれば早めに小児歯科医に相談します。

癖の中には、心理的な要因のあるものもあります。例えば、「指しゃぶり」「爪・唇を噛む」は、スキンシップを十分とりながら、やめなければいけない理由をやさしく説明するなどして本人に納得させ、褒めながら行うと良いでしょう。絵本やカレンダーを使い、頑張れたらシールを張るというやり方も推奨されています。無理やり強く叱るなどしてやめさせるように促すことは逆効果になったり、他の悪癖に変わるだけになってしまいますので、お子様に寄り添いながら根気よく取り組みます。
「指しゃぶり」に関しては、以下の絵本が日本の小児歯科医院でもよく使われていますので、参考にしてみてください。

『ゆびしゃぶりやめられるかな』三輪康子、大野粛英著 わかば出版
 
その他、ご家庭では解決が難しいと感じたら、積極的に小児歯科医に相談しましょう。専用の道具を使ったトレーニング法などいろいろ方法はありますので、専門家のアドバイスを受けることが解決の近道です。

 

歯科衛生士:武富陽子(Partner.JP)

 
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キース・コーヘン総合歯科医院では、シティ診療所アクトン診療所で診療を続けています。完全予約制となっておりますので、各院にお電話でご予約の上、ご来院ください。


 

キース・コーヘン総合歯科医院では、歯科矯正、口腔外科、審美歯科、小児歯科、インプラントの専門医が治療を行っています。総合歯科医院として、専門医と一般歯科医がチームを組み、複合的な問題を抱えたケースにも対応し、他院からの紹介患者も多く受け入れています。

キース・コーヘン総合歯科医院の院長キース・コーヘン医師は、2018年のインビザライン・ダイアモンド・プロバイダーに認定されました。
「インビザライン・ダイアモンド・プロバイダー」とは、その年のインビザラインの治療件数が150件を超えてる歯科医師に与えられます。また、コーヘン医師は2017年には「プラチナエリート・プロバイダー」(治療件数80件以上)を獲得していましたので、治療件数は年々増え続けていることが分かります。
このことは、治療経験の豊富さや治療技術の確かなことを、患者様自身が実感され、安心して当院を選ばれていると私共は光栄にとらえ、今後も患者様の満足度向上・維持に努める所存です。


 

私たちは歯科医院として常に心掛けていることがあります。
歯科医療の最新の知識と技術を常に提供できること、
安全であること、
歯科治療の受けやすい雰囲気を院内で作ること、
そして、いつでも皆様が助けを必要としている時に即座に対応できること。

 

確かな知識と高度な技術で皆様の歯、お口の健康を守ります。

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24時間オンライン予約も受け付けております。

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