「インタビューすべき人」にテンプレはない

誰に話を聞けばいい？

vol.273　「インタビューすべき人」にテンプレはない

　こんにちは。株式会社ホジョセンの金瀬です。

実際に現場から出た声をもとに抽出したQ&Aや、セミナー告知など、企業や自治体のマーケティングに関する情報を無料でお届けするホジョセンメルマガ。第273回目の配信となる今回は、『「インタビューすべき人」にテンプレはない』をお届けします。

1. 「インタビューすべき人」にテンプレはない
2. お役立ち資料
3. メルマガ/セミナーのテーマを募集します！
4. 今日のひとこと

1. マーケティングQ＆A
「インタビューすべき人」にテンプレはない

　化粧品メーカーに勤務しています。この度、スキンケアカテゴリーでの新商品を出すことになりました。発売に先駆け、調査で競合製品との違いは把握できたので、次のステップとしてデプスインタビューでターゲットの把握をしようと考えているのですが、どのような基準でインタビューの対象者を選出するのがいいですか？

　単刀直入に申し上げますと、「こんな人にインタビューするといいですよ」というテンプレートはございません。

　なぜなら、ご相談者様自身が何を知りたいかによって、どんな人に話を聞くべきかが変わってくるからです。

　例えば、ターゲットが朝にどんなスキンケアをしているのかについて知りたいなら、朝のスキンケアに重点を置いている人に、朝と夜のスキンケアにどのような違いがあるのか詳しく聞いてみるといいかもとか、逆に夜のスキンケアに重点を置いている人にも話を聞いて比較してみるといいかもしれないなど、いろんなアイディアが出てきますよね。

　ですので、インタビュー対象者の選定の基準を定めるには、まずは、「ターゲットを把握したい」というぼんやりとした言葉ではなく、自分たちが本当に知りたいことはなんなのか、どんな人に話を聞きたいのかを、自問自答をしたりチームで徹底的に話し合ったりしながら詳らにする必要があります。多くの場合で、こうして出てきた「こんな人にこんな話を聞く」は間違っていることはありません。

　さて、今回は未発売の商品のターゲットについて把握したいというご相談内容でしたが、これが既存商品のユーザーの把握だった場合１点気を付けなくてはなりません。それは、非傾聴ターゲットと呼ばれる存在です。非傾聴ターゲットとは、購入や使用頻度が高い、いわゆるヘビーユーザーだけどその人の意見を取り入れてはいけないというような人たちです。例えば、TikTokにおける「おじさん」がそうですね。

　一概に属性を満たしていたからといってインタビューにアサインするのではなく、非傾聴ターゲットか否かのフィルターにしっかりかけるようにしましょう。

2. お役立ち資料

3. メルマガ/セミナーのテーマを募集します！

　いつもホジョセンのメルマガをお読みいただきありがとうございます。今後のよりよいサービスご提供のため、メルマガ及びセミナーで扱って欲しいテーマを募集したいと思います。１分程度で回答可能ですので、ご協力いただけると嬉しいです！

4. 今日のひとこと

　本日9月16日は、1987年のこの日にモントリオール議定書が採択されたことから、国連総会で「オゾン層保護のための国際デー」と決まったそうです。
　各国のフロンガス削減の取り組みで、現在はオゾン層は徐々に回復していますが、北極圏グリーンランドの2019年の氷解量は過去最高を記録するなど地球温暖化の問題はまだまだ深刻です。私は、かわいいエコバックを常備したり、紙ストローの質感にあうドリンクの味（アーモンドやミルク系はなめらかで良いです）を探求するなど、やるなら楽しんで環境問題に貢献したいと思っています。今日は今一度、自分に何ができるか考える日にしたいですね。

vol.273 「インタビューすべき人」にテンプレはない

vol.273　「インタビューすべき人」にテンプレはない