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こんにちは。株式会社ホジョセンの金瀬です。

実際に現場から出た声をもとに抽出したQ&Aや、セミナー告知など、企業や自治体のマーケティングに関する情報を無料でお届けするホジョセンメルマガ。第281回目の配信となる今回は、『オンラインインタビューの罠と、その対応策』をお届けします。
目次
1. オンラインインタビューの罠と、その対応策
2.関連コラム
3.ホジョセンのサービス
4.今日のひとこと

1. マーケティングQ&A
オンラインインタビューの罠と、その対応策


今回は、弊社代表の高橋による新コラム「やってみてわかったオンラインインタビューの罠と、その対応策」から、内容を抜粋してご紹介したいと思います。

コロナ禍でマーケティング界隈もさまざまな影響を受けました。市場調査も例外ではなく、特に訪問調査やグループインタビューといった定性的な調査は、非常にやりづらくなっています。

そのような中、代替案として活用されているのが、ZoomやGoogle Meetといったウェブ会議システムを利用したオンラインインタビューです。調査会社さんのインタビューシステムはかゆいところに手が届くきめ細かなサービスである同時に、システム利用料が大きく乗ってくるため、基本的に追加投資の必要がない上記のサービスを利用されている方も多いのではないでしょうか。

しかし、ウェブ会議システムを活用したオンラインインタビューには、大きな罠がいくつか存在しています。

1. 観察者がバレる罠
第一に、ウェブ会議参加人数が可視化されてしまうため、調査対象者に見学者のことがバレてしまう懸念があります。通常のオフラインインタビューでは、バックルームやミラールームで観察しているため、対象者の皆さんが観察者を意識することはほとんどありませんでした(きっと)。ですがウェブ会議では人数が露骨にでますし、使い方によってはバックルームで観察している人の顔まで画面にずらずら並ぶことになりかねません。こうした「アウェイ感」によって対象者が萎縮し、比較的センシティブな内容を自発的に発話してくれる可能性が減ってしまうというリスクがあります。

2. 画面共有でもたつく罠
第二に、提示物を見せる際の画面共有のゴタゴタがあります。オフラインインタビューでは、提示物は通常紙に印刷してお見せしますが、オンラインインタビューではデータを送るわけにもいかないですし、画面共有というウェブ会議の仕組みを使って提示することが一般的です。この流れがスムーズにいかずに時間をロスしたり、見せてはいけないものを見せてしまったり、と画面共有周りにはオンラインインタビューならではの問題が潜んでいます。

3. いつの間にかピンされている罠
最後に、第二の罠と似ていますが、対象者側がモデレーターの顔を「ピン」してしまうケースがあります。すると常にモデレーターが相手に投影されている状態になり、何かしら提示物があって画面共有をしたとしても、共有された画面を見つけられない、という問題が発生します。これはすこしのやり取りで解消できるものの、モデレーターはインタビューのプロであってシステムの使い方のプロではありませんから、上手にインストラクションができるとは限りません。

このように、オンラインインタビューにウェブ会議システムを用いることは、いくつかの罠を内包しています。素直に調査会社のシステムを使えばいいという意見もあるでしょうが、これらの罠をどのように仕組みで排除できるかをホジョセンで考えてみました。そうしてたどり着いたCBA(Current Best Approach、今考えられるベストなやり方)は以下のような構成です。

 

細かなシステムの説明や方法は本コラムを参考にしていただきたいのですが、ポイントは、「ZoomとGoogle Meetを併用することで、オンライン上でもインタビュールームとバックルームを分ける」ことと、「スイッチャーと呼ばれる機器をWebカメラとして動作させることで、画面共有の必要をなくす」ことの2つになります。

もちろんこの仕組みがあったとしても、それはデータを取得する環境が整ったというだけでしかなく、きちんと調査の準備をし、対象者の話をよく聴き解釈し、次のアクションへと結びつけなければいけませんが、長期化するコロナ禍で最も変化への対応が求められている部分でもありますので、1つの例として参考にしていただけたらと思います。

これはなにぶんバージョン1にすぎず、おそらくもっといいアイディアがあると思いますので、ぜひ会社のTwitterなどで教えてください!

 

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2. 関連コラム

使えないマーケティングリサーチを防ぐ! 初級者のためのリサーチ心得

きちんと準備してオンラインインタビューに臨むためには、「そもそもマーケティングリサーチとは何か」を、事前に理解しておくことが重要です。
初めての定性調査(インタビュー調査)で役立つ「聴き方のコツ」5つ

聴く「環境」も大切ですが、聴く「姿勢」も重要です。聴き方がわからないことは、インタビュー調査の大きなハードルのひとつになります。

3.関連サービス

コンサルティング
オンラインインタビューも含め、定性調査は難しい。

ホジョセンのマーケティングコンサルティングサービスでは、定性調査の豊富な経験を活かし、厳密な調査設計と、「使える調査」にもとづいた分析・提案をご提供しています。
3つのコンサルティングスタイルとおおよその費用感もご紹介しています。案件・ご相談内容ごとに最適なスタイルを考え、予算内での最善の提案をさせていただきます。
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4.今日のひとこと
〜いっそ、「記念日」を作っちゃおう!〜

 本日11月11日は、10月10日に次いで日本で2番目に記念日が多い日だそうです。「十一」をプラスマイナスと見立てた「電池の日」から、「1111」をカップルが並んで立つ様子と見る「恋人たちの日」、さらにはチーズ製造の最古の記録がある11月のうち、「覚えやすい」という理由で選定されたと言われる「チーズの日」など。かなり自由に作ることができそうです。
と、いうことで、私も勝手に記念日を作ってみました。11はギリシャ文字で「λ」なので、λ月λ日で「ラムダの日」。...イケてるイケてないかはともかく、ホジョセンらしさが滲み出ていますかね。どなたか、記念日の承認をいただけませんでしょうか...!
さて第281回ホジョセンメルマガはいかがでしたでしょうか?
次回の配信は11月18日を予定しています。

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