皆さま
４月のメールニュースから大分時間がたちました。その後、社会はコロナ禍によって大きく変わりました。秋から普通の生活に少しずつ戻れると思っていたけれども、2021年、もしかしその先も影響が続きそうです。自分は4月の時点では、2021年2月に大きな団体がスウェーデンに来るという予定がまだ入っていたからそのころから日本人のお客さんを相手の仕事が再開するだろうと思っていました。しかしその予定も今年の4月末の早い時点で延期になってしまいました。その後、自分は日本人がスウェーデンに来るのを待つことをあきらめて、日本とスウェーデンをオンラインで結ぶことに集中しはじめました。
スウェーデンの核廃棄物処分場に関するニュース
今日の本題は新しいブログ記事の紹介です。皆がコロナ対策で忙しい間に、スウェーデンの核廃棄物最終処分所の建設と民主主義に関係した動きがありました。エストハンマー（Östhammar）という処分所予定地の住民投票と市議会の拒否権がどうなったかについての記事を書きました。普通なら、国際メディアも注目することだと思いますが、コロナ禍のせいで気付いているジャーナリストが少ないと思います。前回のメールニュースは反響がよく、「知りたいこと」の連絡もいろいろありました。そのひとつはコロナと関係なく、スウェーデン環境法典の最近の発展はどうかというのがありました。今回のブログ記事は環境法典に少し関係しています。
「 核廃棄物最終処分場、市議会が受け入れを前向きに決定 」
近況報告
自分の仕事の状況について少し報告します。コロナによって社会が急に変わり始めたころは2つの長期的な仕事に取り組んでいました。ひとつは長野県立大学の学生の団体が夏にウプサラに来て3週間滞在し、集中的に英語を勉強するというのがありました。その準備に合わせて、企業訪問やスウェーデン社会を知るための視察をアレンジするこも担当していました。学生のスウェーデン滞在が延期になって、その代り何もないと困るのでウプサラ市のデジタル視察をアレンジしました。大学と一緒に実験的に取り組んだことで、結果を見ると好評でした。ということで、希望者がいれば、その経験をもってオンライン視察のアレンジを提供できます。
もうひとつ取り組んでいたのはEUと日本の都市間協力プロジェクトです。長野市と小布施町の関係者が2019年の秋にパートナー都市のトゥルク市（フィンランド）を訪問していました。
「長野市・小布施町の代表団がトゥルク市を訪問：気候変動に直面した際のレジリエンス（回復力）に注目」
その次のステップとしてトゥルク市の自治体職員が2020年5月に長野を訪問する予定でした。私も一緒に行く予定でしたがこれももちろん延期になりました。実際の交流の代りにオンラインの学び合いをアレンジすることになりました。その経験もよくて、通訳しながら学び合いウェビーナーを開催することもできるようになりました。
コロナのおかげでよくなったこともあります。日本のイベントがどんどんオンラインになったので普通なら参加できないイベントに、スウェーデンから参加できるようになりました。ただ、時差があるので真夜中のは難しいです。日本がスウェーデンより8時間進んでいるので、仕事関係のミーティングはだいたい朝で、コロナのせいでとても早起きすることが以前に比べて多くなりました。
日本に住んでいた頃はよくスウェーデンの環境の取り組みを紹介する講演をしていました。スウェーデンに引っ越してからはその機会が少なくなりましたが、今はオンラインイベントの普及のおかげでまたできるようになりました。そのひとつは、はじめてオンラインで開かれる清里ミーティングです。ゲストスピーカーとしてスウェーデンの野外教育の最近の事情を紹介する予定です。（12月12日）
清里ミーティング2020オンライン
スウェーデン大使館の依頼で似たようなテーマで短いビデオを作る機会もありました。
「スウェーデンの環境教育ー五感を使う」（動画2分20秒）
コロナのせいで日本からのお客さんが来なくなって、自分も日本に行けなくなったのは大きなショックでしたが、このように最近は少し揺れながらもまた軌道に乗っている感じがします。日本は遠くなりましたが、手作りのスタジオに入ると日本と交流することができるから非常に近くなった分もあります。
何か一緒にできる企画があれば是非連絡をください。
Lena
メールニュース登録と過去のニュース（日本語）
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