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新型コロナウイルスとの苦しい戦いの2020年が幕を閉じます。
2021年は、希望に満ちた年になりますように。
ワクチン接種が始まりました。世界中の科学者・研究者が人類始まって以来の驚くべき速さで、寝る間を惜しんで開発してくださいました。一刻も早く、世界中の人々に行き渡りますよう。
 
今回は、学童期の歯磨きの仕方について詳しくお話をしたいと思います。
 
1、学童期は乳歯と永久歯が混在している。

 
学童期は5歳くらいから12歳くらいの小学生の時期をさします。この時期は、ちょうど永久歯が生え始め、親知らず以外の歯が生え揃っていく時期です。
6~7歳位から乳歯列の後ろから「6歳臼歯」とも呼ばれる大きな臼歯が顔を出します。同時に下の前歯が生えかわり、6~9年程かけて生えかわりは徐々後ろの歯に移っていきます。

この時のお子様のお口の中には、乳歯と永久歯が混在していて、さらに、乳歯が抜けた状態の所、永久歯が生えている途中の状態の所など、高さや大きさがまちまちな状態です。
歯磨きで汚れを落とすのが難しい環境と言えます。
 
2,生えたての歯は弱い
 
生えたての歯は、強度が十分ではないために、すぐにむし歯になってしまいます。
歯は生えると、唾液などにより数年かけて少しずつ歯質が強化される仕組みとなっていますが、この間に歯磨きが十分に行われないと、簡単にむし歯になってしまいます。これから一生使っていく永久歯を守るために、この時期に合った歯磨きの仕方や、むし歯予防対策がとても重要になります。
 
3,歯磨きの仕方
 
この時期のお子様の歯列を見ると、乳歯と永久歯、抜けている部分や生えている途中の歯など、凸凹しています。最も多くむし歯が発生する場所は、かみ合わせ部分歯と歯肉の境目、そして歯と歯の間になりますので、これらの事に気を付けて歯磨きをする必要があります。歯ブラシを縦・横・斜め、と工夫して使い、歯を一本ずつ丁寧に磨くようにしましょう。
    
 
さらに、それぞれの部分に焦点を当てた歯磨き法を紹介します。
 
生えたての歯のかみ合わせ部分
始めに生えてくる「6歳臼歯」は乳歯列の後ろから頭を出してきますので、ほとんど気が付きません。6歳頃になったら、注意して観察しておきます。ピンク色の歯肉から、白い点が見
え始めたら生え出てきます。臼歯が頭を出し始めた周辺の歯肉はやわらかく弱いので、やさしく歯ブラシを届かせてお掃除をしましょう。
 
歯と歯肉の境目
この部分は、歯ブラシでお掃除することができます。この時注意したいのが、力加減です。歯肉は軟組織なので、力でゴシゴシ磨くのはよくありません。そして、ブラシを強く押し付けてしまうと、毛先が隅々まで行き届きません。
歯ブラシの毛先が軽く動き、シャカシャカと軽い音がする程度の力で、小さな横動きをさせます。そのことで、毛先が隅々まで行き届き、汚れをしっかり落とすことができます。


歯と歯の間
歯と歯の間にも歯ブラシの毛先を行き渡らせるように磨きますが、歯には厚みがあるため、真ん中の部分まではどうしても届きません。 
     
goodbyeperio.jpより抜粋      高知県松木歯科医院websiteより抜粋
 
この部分のお掃除にはデンタルフロスを使います。

【デンタルフロスの使い方】
①指先からひじまで位の長さでデンタルフロスをカットする。
②右手の中指に巻いていく。
③左手の中指に一巻きして、左右の人差し指でフロスをピンと張った時に、指と指の間でフロスが1センチ位だと、操作がしやすいです。
④のこぎりを引くように、歯と歯の間に入れたら、右の歯の側面、左の歯の側面といったようにそれぞれの側面をこすります。
⑤入れた時と同じ角度で引き抜きます。
⑥フロスが汚れたら、右の中指に巻き付けていたフロスを1~2周解き、左の中指に巻き付けます。そうして新しい部分を使います。

 
    
goodbyeperio.jpより抜粋


4,歯磨きだけでは防ぎきれないむし歯
 
最も多くむし歯が発生する、かみ合わせ部分など、歯磨きだけではむし歯を防ぎきれない場合があります。ここでは、歯磨き以外のむし歯予防法を紹介します。
 
かみ合わせ部分のむし歯予防にはシーラント
臼歯のかみ合わせ部分や前歯の裏側には、細く深い溝が走っています。この溝に入った汚れは歯ブラシでは落としきれず、ここからむし歯になってしまいます。
この溝を、シーラントという白い材料で封鎖してしまう方法があります。右の図の様に溝を埋めて、汚れが入り込まないようにして、むし歯を予防します。

 
   
高知県松木歯科医院website、GC「歯とお口の健康情報サイト」よりそれぞれ抜粋
 

5、フッ素塗布のすすめ
フッ素塗布は、乳歯が生えてきたころからむし歯予防のために大変有効ですが、永久歯が生え揃う学童期にも引き続き継続して行うことをお勧めします。
歯磨きだけでは防ぎきれないむし歯を、フッ素で歯質を強化することで防いでいきます。
 
6、やっぱり大切な定期歯科検診
乳歯と永久歯が混在し、顎の発達や歯並びも気になり始めるこの時期は、半年に一度の定期歯科検診が大切です。
歯科医院で、その時のお口の状態のあった歯の磨き方を指導してもらったり、初期のむし歯を見付けてもらったりして、大変な治療になる前に防いでしまいましょう。
 

 
歯科衛生士:武富陽子(Partner.JP)
キース・コーヘン総合歯科医院では、現在、シティ診療所とアクトン診療所で診療を続けています。完全予約制となっておりますので、各院にお電話でご予約の上、ご来院ください。
シティ診療所: 020 7796 9776 アクトン診療所: 020 8993 2933


◎シティ診療所で、小児歯科専門医イブリン先生(Dr Evelyn C Sheehy)が診療を開始!
イブリン先生は、イギリス国内でも数少ない小児歯科外傷を専門とする、小児歯科専門医ですので、以下のようなお口の中の外傷、緊急時にも対応しています。あらかじめ電話連絡の上、ご来院ください。
- お子様が転んで顔面を打ち、歯を折る
- ぶつかって歯が抜けてしまった
- お口の中を怪我する
お子様のむし歯治療、歯科定期検診、歯並び等、ご兄弟で受診された場合は割引がございます。シティ診療所では4つある診療室でそれぞれ一般歯科医や専門医が診療をしていますので、ご家族揃っての受診や検診もできます。

◎アクトン診療所では、補綴歯科専門医久留島悠子(くるしま ゆうこ)先生が診療をしています。


 
キース・コーヘン総合歯科医院の院長キース・コーヘン医師は、2018年のインビザライン・ダイアモンド・プロバイダーに認定されました。
「インビザライン・ダイアモンド・プロバイダー」とは、その年のインビザラインの治療件数が150件を超える歯科医師に与えられます。また、コーヘン医師は2017年には「プラチナエリート・プロバイダー」(治療件数80件以上)を獲得し、治療件数は年々増え続けています。治療経験の豊富さや治療技術の確かなことを、患者様自身が実感され、安心して当院を選んでいただいております。今後も患者様の満足度向上・維持に努めていきます。
 

キース・コーヘン総合歯科医院では、歯科矯正、口腔外科、審美歯科、小児歯科、インプラントの専門医が診療をしています。総合歯科医院として、専門医と一般歯科医がチームを組み、複合的な問題を抱えたケースにも対応し、他院からの紹介患者も多く受け入れています。
 
私たちは歯科医院として常に心掛けていることがあります。
歯科医療の最新の知識と技術を常に提供できること、
安全であること、
歯科治療の受けやすい雰囲気を院内で作ること、
そして、いつでも皆様が助けを必要としている時に即座に対応できること。
 

確かな知識と高度な技術で皆様の歯、お口の健康を守ります。

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