ベルギーの復興コンサート

遠く離れたベルギーから
毎年3月11日に祈りを捧げてきました。
音楽を通じた復興への祈りです。

東北の皆さんと心を通わせる
3月の大切な演奏会でした。

長い10年という年月を
皆様とご一緒に振り返るため
ささやかではありますが
復興コンサートの想い出を
分かち合いたいと思います。

【編集長からメッセージ】

ベルギーで毎年開催されていた復興コンサートが、今年はコロナ状況を鑑み、開催しないことになりました。

一年に一度、祖国の同胞の悲しみに向き合い、連帯の念を送る、そんな大切な儀式のような音楽のイベントであったので、なんだか忘れ物をしたような、やり残したことがあるような気持ちになります。

青い鳥として、というよりは一人の日本人として、これまで震災関連のイベントやプロジェクトには、文章を書いたり、翻訳をしたり、デザインや印刷などでも、できる限りの支援を行って参りました。

その締めくくりというような10年の節目に、人々が分断されたようなかたちでいるなんて、本当に寂しいですね。

このメルマガをお読みいただいている皆さんも、同じ気持ちでいらっしゃることでしょう。

今日は、せめて少しの時間でも、東北へ祈りを捧げたいと思います。