ギャビー(Newsday):一貫性が重要です。毎日投稿する記事の数や、どのプラットフォームで活動するのか。また、すべてのプラットフォームで活動することは不可能なので、どのプラットフォームで活動するのかを選ぶこと。そして、オーディエンスがすでに存在している場所で彼らに会うことが依然として重要です。
とくに昨年はShortsによってYouTubeが大きく成長したので、その点には注目しています。 縦型動画が重要で、TikTok専用やYouTube専用の動画の制作もはじめました。 そうした動画の一部は、Instagramや Facebookなどのほかのプラットフォームでも再利用できます。 時には、Xでも縦型動画を試してみることもあります。私たちは人々はフルスクリーンでの体験を求めていることに気づいています。
アン(BBC):私たちにとって画期的なのは、現在、編集SEO戦略を意図に基づいて展開していることです。SEOに携わっている方なら、全体的な意図があることはご存知でしょう。トランザクションなのか、誘導なのか、情報収集なのか。
私たちは、誰かが、なぜ今、何かを検索しているのかを知りたいのです。これはニュース速報の現場の私たちにとって非常に役立ちます。私たちのSEO対策の指針はユーザー第一の考え方へと変わりました。
Googleトレンドでは、とてもローテクな方法でそれを実践できます。また、Googleがクリック率やアルゴリズムから、その時の(検索ユーザーの)意図を理解して何をフィーチャーすべきか決めていることを知っているので、私たちはトップ記事ボックスを非常に注意深く見ています。
これでニュースルームとの話し方が大きく変わりました。私たちは意図を明確に伝え、人々が何をグーグル検索しているのか、あるいは「これを人々が検索している」と私たちが考える理由を説明しています。これはジャーナリストの意識を大きく変えました。彼らの本能や好奇心を刺激したのです。また、「検索をハックできる」とか、「キーワードを教えてくれれば、記事の冒頭に挿入するよ、それで解決だろう」といった考え方も少しは減りました。
ウィル(The Hill):優先すべきプラットフォームは、ニュースルームやオーディエンスによって大きく異なります。すべてに共通する答えはありません。ですから、「オーディエンスについて知っていることやこれまでの実績に基づいて、成長の機会はどこにあるのか」を考えることが非常に重要だと思います。
私はこれまで、検索が中心のニュースルームや、 Facebookグループが中心のニュースルームもいくつか見てきました。様々です。成功を測定する方法を設定し、それを試し、うまくいくかどうかを確認し、うまくいかなければすぐに次のステップに進むことが重要です。そうすれば、望む結果が得られないプラットフォームに膨大な時間を費やすことがなくなります。