世界中のコンテンツチームから信頼されているコンテンツのエンゲージメント分析ツール「Chartbeat」は、日本においても大規模な報道機関からカテゴリーに特化したバーティカルメディアまで、70を超えるメディアで活用され、日々コンテンツを作り届けるパブリッシャーへエンゲージメント分析の土台を提供しています。
そこで得られたトラフィックデータから、日本のChartbeat導入メディアのネットワークにおける2023年通年のトラフィックとエンゲージメント、またトラフィックをロイヤルティ、デバイス、リファラー、主要ディストリビューションに分類した動向レポートを公開します。
昨年のグローバルレポートでも触れたように、ユーザがWebメディアに訪れる流入元として大きな存在感を示しているのがGoogle検索です。そして近年ではGoogle Discoverが台頭しています。日本のChartbeatトラフィックにおいて、サイト内回遊とならび全体トラフィックの3割を超えるのが検索によるトラフィックです。直近である2023年12月においては日本の全体トラフィックの29%がGoogle検索およびGoogle Discoverからもたらされています。
また情報の消費サイクルの早い現代のメディア環境において、Google Discoverによる瞬間的かつ大量のトラフィックはニュースメディアを運営する編集組織にとって読者の情報体験をリアルタイムによりよくするため動向を注視するものとなっています。読者の動きを翌朝に知ったとしても、読者はすでにそこにいません。
これまでGoogle Discoverのトラフィックを確認する最善の方法はGoogle Search Consoleでした。しかし上で述べた瞬間的なトラフィックに対応するために、Chartbeatは1つのダッシュボードですべてのトラフィックをリアルタイムに確認できることがパブリッシャーにとって価値のあることだと考え、2023年4月よりリアルタイムダッシュボードにGoogle Discoverのトラフィック表示を開始しました。それ以降、Google Discoverによるトラフィックは8月を除くすべての月で全体トラフィックに占める割合が増加をつづけ、日本のChartbeatネットワークにおける2023年最大の外部トラフィック源はGoogle Discoverとなりました。
メディアを訪れるユーザに価値を与える深いエンゲージメントはWebで運営されるメディアにとって不可欠なものとなっています。その機会をもたらすトラフィックの動向がパブリッシャーにとって有意義なものになることを願っています。詳しいレポートをぜひご覧ください。