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Newsletter by Ximera, Inc. No.015

2022年 Chartbeatネットワーク全体のトラフィック、エンゲージメント傾向レポートを発表

最大のトラフィック源は引きつづきGoogle検索

記事のユーザーエンゲージメントに特化したデータ分析プラットフォームをパブリッシャーに向けて提供するChartbeatは、2022年のトラフィック、エンゲージメント、参照元、デバイスの種類を分析しました。


Chartbeatは世界中の何千ものパブリッシャーから信頼されている、業界をリードするエディトリアル分析プラットフォームです。世界60カ国以上の6万を超えるメディアブランドと提携し、月間500億ページビュー、年間5400万の記事を計測しています。日本では総代理店としてわたしたち株式会社キメラがパブリッシャーへChartbeatの提供とサポートを実施しています。


では、レポートをご覧ください。

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1. トラフィックはパンデミック前の水準に戻った

2020年、2021年にみられたパンデミックによるトラフィックの短期的・瞬間的な増加は、2022年の推移にはみられません。3月初旬に訪れた全体ページビューのピークは世界がウクライナでの戦争に目を向けたことによるものとChartbeatは解説しています。

2. エンゲージメントは徐々に減少

2月末からのページビュー増加はエンゲージメントの増加にも繋がっていました。しかし、全体の月間平均エンゲージメントタイム(平均滞在時間)は年間を通じて6.9%、2.15秒の減少になりました。北米では2月末に36秒弱にまで達していましたがそののちに減少。日本を含むアジア・パシフィックはこの地域別分析ではほかの地域と比べてもっとも短い傾向が見て取れます。

3. Googleが最大のトラフィック源

最大のトラフィック源は検索であり、Googleが牽引しています。この1年でもFacebookからのトラフィックが9%近く減少したのに対し、Google検索からのトラフィックは7%増加しています。Googleの生み出すページビューはここ数年Facebookの3倍であり、Chartbeatはこの傾向は2023年も変わらないと予想しています。

4. 4回に3回はスマホからのトラフィック

デバイスシェアは引きつづきモバイルが圧倒的です。年末わずかにその傾向が強くなり、タブレットは全体のおよそ3%に留まります。

5. 外部からのトラフィックはほぼ横ばい

サイト内から同じサイト内への遷移、いわゆる内部回遊(Internal)は2022年の平均で総トラフィックの約36%を占めています。外部トラフィックは検索が最大で23%。検索はわずか1%増加しましたが、ダイレクトとソーシャルからのトラフィックは1%減少しました。Chartbeatは外部からのトラフィックが横ばいか減少になればロイヤルユーザーを維持するための内部回遊(リサーキュレーション)戦略の重要性はますます高まると言います。

最後に

これは全世界のメディアトラフィックを俯瞰するレポートです。全体の主要な傾向を掴むこと、2023年のトラフィック・エンゲージメント戦略の作成に役立ちます。しかし、あくまで全体の傾向であるため自社メディアの戦略作成には自社メディアのトラフィック傾向が2022年、どういった推移を辿ってきたのか、このレポートに挙げた項目ごとに整理されることをおすすめします。もちろん、コンテンツの傾向と戦略とあわせて。

Chartbeat社は買収も発表

Chartbeat社は、ソーシャルビデオ分析のTubular Labs、およびメディア企業に収益管理を提供するLineup Systemsの買収を発表しました。Chartbeat社は今後パブリッシャーの編集チームにトラフィック分析を提供するだけでなく、メディア企業全体のビジネス構築の支援も提供していきます。ブラウザで開く >>

Magnetを下までご覧いただき、ありがとうございます。

春の昼間は暖かく感じるひとときがありますね。お花見はされたでしょうか。桜が咲くのはほんとうに短い間のこと。名残おしさを感じたと思えば晩は冷え、季節の変わり目を話題だけでなく実際に気をつけねばと感じたりもします。新年度で気持ちも無理をしがちになります。どうかお気をつけて。お元気で。

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