研究発表では棒グラフや折れ線グラフをよく使うので、ここで一旦立ち止まって上のグラフを説明しようと思います。
何百万もの記事を1つのグラフにプロットするのではなく、ビニングされた散布図は、1つのドットによって、ある語数の全記事を平均したエンゲージ時間を表現することができます。線が交差しているドットは、その長さの記事に対するエンゲージ時間の期待値の幅を示しています。0〜2,000語では期待値のバラツキは100分の1秒であり、ドットも基本的に線と重なっています。しかし、10,000語前後では、線の幅は9秒近くまで広がっています。
例としてグラフの6,000語を見てみましょう。ドットからは、6,000語の全記事の平均エンゲージ・タイムは80秒であることが読み取れます。そして、そのドットに交差する線は、そのなかでエンゲージ時間が最も短い記事は約77秒で、最も長い記事は約83秒であることを示しています。