Magnetを下までご覧いただき、ありがとうございます。
先日、とある記者の方からうれしい話を聞きました。
プロバスケットボールの話題でよくわからないことがあり、記者さん自身もよくわからなかったので、そのことについて調べて記事にしたんだそうです。そうしたらその記事は読者からたくさんのエンゲージメントが得られ、メディア全体を牽引するトラフィックも生むことができたとお話しいただきました。実際のアクセスデータも拝見したのですが、そのとおりでした。
読者に関心のある、身近なことで、自分の感覚や経験をつかって、読者の手助けができた素敵なできごとです。ニュースメディアを運営していると、カバーしている領域の話題をベルトコンベアのように流していくような感覚になってしまうことがあります。それも意味のあることですが、それだけになってしまわないように、とみなさん心がけていらっしゃるのではないでしょうか。
今回の話は、読者の生活に寄り添いたいタイプのメディアで起きたことでした。自分がよくわからないことはきっと読者もよくわかっていない。理解する手助けができたら、そう思っての行動でした。
メディアもサービスです。わたしが、あなたに、何をしてあげられるか、です。数字を大きくするために、数字に対して何かをするわけではありません。人が人を助けて、そのとき数えられる数字を数えているだけです。向かうのは人です。