一戸建て住宅とコンドミニアムの成約件数は、新型コロナウイルスの影響を受けた昨年3月と比較すると、それぞれ19.1％と52.7％の大幅な成長を見せました。一戸建て住宅の平均価格は3か月連続で、$950,000の新記録を樹立。前年比17.3％の増加であり、2月の記録である$917,500ドルを3.5％上回りました。
 
高い需要の中、売出件数が限られているため、契約成立価格が提示価格を上回った数が3倍も増加(前年同月比)。この現象は、今四半期の一戸建て住宅取引の50％を占めております。昨年の同時期はわずか19％の物件が提示価格より高く成約しており、今期は大幅に増加。定価を上回って販売されたコンドミニアムは、前年の第1四半期の10％に対して29％を占めました。
 
ホノルルREALTORS®協会会長のシャノン・ヘブンは、「新しい売出物件が出てきているにもかかわらず、需要は売出物件在庫数を上回り続けている。また、この在庫不足は、オアフ島の将来の住宅購入者にとって非常に競争の激しい市場を推進している」と言及。
 
今期、新規に売出された物件数は439件になり、12.6％の急増を記録。この需要と競争率の高いオアフ島の住宅販売市場に必要とされていたものであり、ほぼすべての地域で新規物件数の増加が見られました。マンション市場も715件の新規売出物件が増え、昨年のこの時期と比較して17.2％増加しました。